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市長の部屋

施政方針(平成30年 第1回石岡市議会定例会)

平成30年第1回石岡市議会定例会の開会に当たり,平成30年度の市政運営に対する所信と施策概要を申し上げ,議員の皆様並びに市民の皆様のご理解,ご賛同を賜りたいと存じます。

 

はじめに


本年は,我が国が近代国家へ踏み出した明治元年から,ちょうど150年の節目の年であります。大日本帝国憲法の制定から,立憲政治,そして議会政治の導入という流れのなかで,近代国家の基礎が築かれ,今日に至っております。
この機を捉え,国においても関連施策の推進室を設置されるなど,改めてこの節目の年に,過去を振り返り,将来につなげる施策を国民全体で盛り上げていく機運が高まっております。
安倍首相は,今国会の冒頭,施政方針演説において,白虎隊出身の東京帝国大学総長 山川健次郎の「国の力は,人に在り」という言葉を引用し,明治という時代が育てた幾多の人材が,「国難」ともいうべき危機を乗り越え,近代化の原動力となったと述べております。

私は,この時代の岐路に立ち,原点を顧みることの必要性を感じています。明日を担う子どもたちが,ふるさとに対する深い思いと誇りを持てる「郷土愛の醸成」を進め,改めて石岡の未来を創造する人材の育成に努めてまいります。

この大きな時代の節目に,引き続き,今後4年間の市政を担わせていただくことになりました。これまで進めてきた「ふるさと再生」への取り組みは,地域の土台づくりであり,多くの施策を一定のレベルまで押し固め,今,その上に建物が,これからの4年間で建ち上がる状況にあります。まさに,これまでの成果を基礎として,現在を未来へ創造していく,非常に重要な時期であります。

 

本市の現状


本市のまちづくりを進めるなかで,最大の課題は人口減少対策であります。本市の人口は,合併当初の8万1千人から,現在の7万4千人となり,約7千2百人が減少しております。

その大きな要因は2つあり,第1に「出生率の低下」があります。本市の合計特殊出生率は,1.35人で,全国平均の1.38人や県平均の1.43人を下回っております。安心して出産・子育てができる環境が求められております。併せて,65歳以上の高齢者がいる世帯は,総世帯の半数以上あり,医療環境の向上に加え,健康長寿を伸ばす方策がますます必要となっております。


2つ目の要因は「転入を転出が上回ることによる人口の社会減少」であります。転入転出者の大半が20代・30代であり,その理由は就職・転勤,通学です。魅力ある就業先の確保と通勤・通学における利便性の向上が求められております。特に,就業については,本市の有効求人倍率は,現在,0.95と県の1.50に比べ非常に低く,この改善が急務であります。

このような状況にあるものの,ふるさと再生プランや「まち・ひと・しごと創生石岡市総合戦略」が着実に進むにつれ,人口動態において,転入転出による減少が改善の傾向にあります。とはいえ,依然として,死亡が出生を上回っており,市全体としては人口減少が進んでおります。

その影響は,中心市街地の空き店舗や住宅地の空き家が増加する現状を見ても顕著に表れ,賑わいの喪失や地域コミュニティの希薄化に拍車をかけています。特に地域コミュニティについては,自助,共助による災害時の地域力の低下や自ら地域の課題を解決するといった地域福祉の観点からも大きな課題となっております。

 

みらい創造プラン


当市の取り巻く現状は,希望ばかりではなく,課題もたくさんあり,そのことを真摯に受け止め,将来像である「誰もが いきいきと暮らし 輝くまち いしおか」を目指すため,また,首都圏のなかでも個性輝く魅力的なまちとするため,今後のまちづくりの方針を「みらい創造」と定め取り組んでまいります。
少子化,高齢化とともに,人口減少が進展するなか,「住んでみたいまち」「住み続けたいまち」であるために,人口減少に歯止めをかける施策と人口減少・高齢化社会に対応するための施策をバランスよく実行していく必要があります。
そのため,人口減少に歯止めをかける施策として,結婚・子育てがしやすい環境づくりや就労機会の充実を推進してまいります。
また,人口減少・高齢化社会に対応するための施策として,公共施設の適正配置や利用しやすい公共交通など,コンパクトな都市構造への転換と健康で生涯にわたり現役で暮らせる環境づくりを推進してまいります。
さらに,地域資源の魅力の向上と積極的な情報発信を行い,地域の素材を利用した石岡ならではの教育の充実を図り,ふるさと石岡を未来に引き継ぎ,誇りを持って「石岡が大好き」と言える魅力的なまちづくりを進めてまいります。

 

リーディングプロジェクト

 

これらの取り組みを推進するため,重点的に実施するリーディングプロジェクトと全ての施策,事務事業において常に取り組む施策共通テーマを掲げたところであります。リーディングプロジェクトには6本の柱と,施策共通テーマとして「人口減少対策」「協働」「行財政改革」の3本の柱を設定いたしました。

 1点目は,「結婚・子育て応援プロジェクト」であります。
 少子化と多様化する子育て需要に対し,安心して子どもを産み育てやすい環境を整え,子育て世代に魅力的なまちづくりを目指します。妊婦歯科検診や産後ケア事業,産婦健康診査への助成と,妊娠期から子育て期にわたるまで,切れ目のない支援体制を整備してまいります。また,未婚化や晩婚化は,出生率の低下に大きな影響を与えます。結婚を希望する市民に対し,「いばらき出会いサポートセンター」への登録費用の一部助成を行うなど結婚の促進を図ってまいります。
 
2点目は,「教育改革プロジェクト」であります。
本市の持つ豊かな自然,歴史といった地域の素材を生かしたなかで,地域と連携しながら市独自の教育を推進し,未来を担う人材の育成に努めてまいります。「石岡市ふるさと学習サミット」を開催し,児童生徒の郷土愛の醸成や社会とのつながりを築くための取り組みを行ってまいります。時代に即した教育を推進するため,全中学校にタブレットの導入やデジタル教科書の拡充などICT環境の整備を進めてまいります。また,放課後児童健全育成のため,民間事業者の施設整備に対し助成をしてまいります。

3点目は,「雇用・産業充実プロジェクト」であります。
本市の商業,工業,農業の産業はバランスよく構成されております。それぞれの分野で,本市の強みを生かした振興を図ってまいります。特に,働く世代の転出抑制,転入促進のためには,雇用の創出が求められます。企業誘致可能性調査による新たな企業の誘致やサテライトオフィスなどによる新しい働き方の創出など,就業機会の充実を図ってまいります。また,深刻化する鳥獣被害に対し,総合的な対策を講じてまいります。
 
 4点目は,「魅力アップ観光交流プロジェクト」であります。
本市における全体の観光客数は,平成28年において1,475,600人と前年比で9.3%の伸びをみております。本市の持つ自然や歴史・文化など地域資源に磨きをかけ,さまざまな媒体を活用し,市内外に魅力を発信してまいります。自転車を活用したまちづくりや(仮称)里の駅立地可能性調査などを実施し,さらなる交流人口の増加を図ってまいります。

5点目は,「安全・安心・快適生活プロジェクト」であります。
 市民誰もが「住んでよかった」と思うのは,安全で安心な環境が整備された快適なまちであります。洪水ハザードマップの更新や河川監視カメラの設置など災害による被害を未然に防ぐための整備を行ってまいります。また,快適な市民生活を送るための都市基盤の整備を計画的に行うと共に,コンパクトシティに向けたまちづくりを進めてまいります。そして,永年の懸案であった上曽トンネル整備事業については,関係団体と連携の下,計画的に進めてまいります。

6点目は,「生涯現役・健康プロジェクト」であります。
誰もが健康で笑顔で暮らせるまちづくりは,地域活性の源であります。(仮称)長生きイキイキ条例を制定するなど,長寿社会のなかで,高齢者がいつまでも健康で活躍し,これまで培ってきた知識や経験を地域に還元できるようなまちづくりを進めてまいります。柏原サッカー場の人工芝化や茨城国体や東京オリンピック・パラリンピックを見据えたスポーツの振興と環境の整備を進めてまいります。また,地域医療の課題解決に向け市民医療懇談会の設置や市民の健康増進を図ってまいります。

以上,申し上げましたとおり,人口減少時代に突入した現在,量から質へのまちづくりが求められております。これまでの都市経営の考え方も大きな転換期を迎えております。
まちづくりの根幹は「人」であります。人が集まればまちが形成され,文化が生まれ,経済が循環します。人口の減少は,消費や経済力の低下や地域コミュニティの希薄化を招き,特に,年少人口の減少は,将来の市の活力低下につながってまいります。人口減少に歯止めをかける施策を全庁挙げて取り組んでいきたいと考えております。

一方,この人口減少の現状を受け止め,これまでの拡散型都市構造から既成市街地の再整備による集約型都市構造への変換,いわゆるコンパクトシティに向けたまちづくりを進めていく必要があります。立地適正化計画による拠点の形成と,それを繋ぐ公共交通網計画を策定し,併せて公共施設の適正配置など,量から質への転換を図ってまいります。
このような観点から,施策共通テーマである「人口減少対策」「協働」「行財政改革」を強力に推し進めてまいります。

まさに,将来像である「誰もが いきいきと暮らし 輝くまち石岡」を実現するためには,今回策定いたしました「みらい創造プラン」を着実に推し進めていく必要があります。

本市の置かれている現状は,厳しいものがありますが,私は,この機を敢えてチャンスと捉え,プラスに転じるような施策を進めてまいります。

どうか議会の皆様,市民の皆様のご理解,ご協力をお願い申し上げまして,平成30年度の所信とさせていただきます。

 

みらい創造プラン・みらい創造プロジェクト(リーディングプロジェクト)について

 

※「用語解説」内のリンクについてのご質問やご要望は、ウェブリオまで問合せ下さい。

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは秘書広聴課です。

本館 3階 〒315-8640 茨城県石岡市石岡一丁目1番地1

電話番号:0299-23-1111(代表) ファックス番号:0299-22-5276

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