旧市民会館解体工事情報
旧市民会館解体工事についてお知らせいたします。
旧市民会館につきましては、震災の影響と老朽化により、令和2年3月に閉館となりましたが、この度、建物を解体する事といたしました。
工事期間中、付近のダンプ車などの建設車両の通行や、解体に伴う作業音の発生などについて、ご迷惑をおかけしますが、なにとぞご理解、ご協力をお願い申し上げます。
このページでは、旧市民会館の解体工事の概要や、作業のスケジュールについて、お知らせいたします。
工事の概要
工事名 令和5年度 市民会館解体工事
工事期間 令和5年6月30日 から 令和5年12月26日 まで(予定)
発注額 2億6,664万円
受注者 アレスコ・市村特定建設工事共同企業体
代表構成員 株式会社 アレスコ
代表取締役 磯邊 集
電話:0299-24-1026
構 成 員 市村土建 株式会社
代表取締役 市村 順
電話:0299-43-3080
発注者 石岡市長 谷島洋司
(担当 コミュニティ推進課)
作業スケジュール
管理棟とホール棟に分け、最初に管理棟部分から解体を開始します。
アスベスト除去作業箇所は下の図面で番号表示しています、作業の進み具合で日程が変更となる場合もございます。
【令和5年9月26日更新】
日時 |
作業スケジュール |
9月11日~15日 |
管理棟 内部撤去作業(壁・天井など) |
9月16日~18日 |
祭り期間 休工 |
9月19日~23日 |
管理棟内部1・2 アスベスト除去作業(手作業) |
9月25日~30日 |
ホール棟内部3 アスベスト除去作業(天井板ごと撤去) 管理棟外壁4 飛散防止シート張り(4~5日程度) |
10月1日~6日 |
管理棟外壁4 アスベスト除去作業(ウォータージェット)(1週間程度) 管理棟外壁5 飛散防止シート張り(4~5日程度) |
10月10日~14日 |
管理棟外壁5 アスベスト除去作業(ウォータージェット)(1週間程度) 管理棟外壁6 飛散防止シート張り(4~5日程度) |
10月16日~21日 |
管理棟外壁6 アスベスト除去作業(ウォータージェット)(1週間程度) ホール棟外壁7 飛散防止シート張り(4~5日程度) |
10月23日~28日 |
ホール棟外壁7 アスベスト除去作業(ウォータージェット)(10日程度) 管理棟本体 躯体解体開始 |
10月30日~31日 |
ホール棟外壁7 アスベスト除去作業(ウォータージェット) ホール棟外壁10 飛散防止シート張り(4~5日程度) |
11月~ |
管理棟本体の解体作業 ホール棟外壁のアスベスト除去作業 |
市民会館のアスベスト撤去について
市民会館は昭和42年に建築された建築物で、築50年以上が経っています。
古い建物であることの例にもれず、内部の壁や天井のボード、外壁部分の吹付材にアスベスト(石綿)を含んだ材料が使われている事が判明しています。
アスベストは、天然に存在する繊維状鉱物で、⽯綿(いしわた、せきめん)とも呼ばれます。
熱や摩擦等に強く、安価であることから、建設資材の他にも、さまざまな⼯業製品に使われてきました。
しかし、空気中に浮遊するアスベスト繊維を吸⼊すると、肺がんや中⽪腫などの重篤な疾患が発症するおそれがあり、現在では製造や使⽤等が禁⽌されています。
このアスベストの撤去については、法令や国のガイドラインによって、作業の安全管理や周辺への飛散が起きないように対策をするよう義務付けられており、今回の市民会館の解体も、これに基づいて作業を行います。
アスベストが使用されている建物の撤去工事の歴史は長く、撤去の方法についても様々な研究がなされ、現在では安全性の高い工法が確立されていますので、必要以上に恐れる事はありません。
それでも、ご不安な方もいるかもしれませんので、今回の解体工事での、アスベスト撤去に関する情報を掲載いたします。
具体的な対策の紹介
共通事項
(1) 建物本体の解体を行う前に、アスベストが含まれた建材を事前に除去(内部・外壁共に)し、解体時にアスベストを飛散させない工法を採用します。
(2) 作業の際、石綿(アスベスト)作業主任者技能所持者を配置し、管理監督を行います。
(3) 作業に関するお知らせを工事現場の見やすい場所に掲示し、周辺住民や作業員に周知を行います。
(4) 石綿粉塵測定器を複数個所設置し、塵・ホコリ等の異常値が検出された場合、直ちに作業を中止し、原因究明の上、対策を講じます。
建物内部の建材撤去
(1) 部屋ごと、又はある程度の広さまでの空間に分けて、防塵シートで外界と遮断する。
(2) 集塵排気装置を設置して、空間内の空気を吸い込み、内部の気圧を下げる事で、外への空気の流出を防ぐ。
(3) 作業箇所への出入りは、セキュリティゾーンを設置して、衣服についた塵等の流出を防ぐ。
(4) 撤去された廃材は、厳重に封印を行い、専用の処分場へ搬出します。
現場の対策状況
養生の状況 |
集塵装置 |
セキュリティルーム |
測定器 |
物外壁の吹付材撤去
外壁に防水目的で吹き付けられた塗膜の撤去方法です。
(1) 天候(雨・風が強いなど)によって作業に適さない日は作業を中止します。
(2) 外壁に塗られているアスベスト塗膜に、特殊な薬剤の吹付けを行い、固める事で除去作業時のアスベスト飛散を防ぐ。
(3) アスベストの除去は、ウォータージェットを使い、水の力で剥ぎ取りを行います、剥ぎ取られたアスベストは、下でキャッチして水と一緒にポンプで回収します。
(4) 撤去後の壁面に粉塵飛散防止剤(固化剤)を吹付け、本体解体時の飛散を防止する。
(5) 撤去された廃材は、厳重に封印を行い、専用の処分場へ搬出します。
≪参考≫
業者から提出された作業手順について抜粋したものを掲載しています。