今回の不信任決議を受け、今後の市政について熟慮を重ねた結果、石岡市を前に進めるため、市議会を解散するという苦渋の決断をいたしました。
私は二年前、16,209票という多くの市民の皆さまの信任をいただき、二期目の市政運営を担っている最中であります。これまで、市政を前に進めるという強い使命感のもと、市の将来像を示し、責任者として全力で取り組んでまいりました。また、市長就任以来6年間、議会の皆さまとも誠実に向き合ってきたと自負しております。その中で、今回の不信任決議については、私としては正当な理由はないものと認識しております。一方で、市民の皆さまからは「何があったのか分からない」「なぜ不信任なのか」といった声も多く寄せられており、ご心配をおかけしていることについては心よりお詫び申し上げます。
これまでを振り返りますと、就任直後には前市政からの課題であった地域医療問題に向き合い、計画の再構築を進めてまいりました。結果として、小児科休日診療の開始や休日緊急診療センターの開設を実現し、さらに分娩可能な産科誘致も実現に近づいております。その他、上曽トンネルの開通や南小学校の統合リニューアル、教育支援センターの開設、霞台クリーンセンターの整備、小中学校給食費の無償化や水道事業の広域化などにも取り組んでまいりました。また、文化行政においては、旧市民会館閉鎖後の課題に対応するため、複合文化施設の整備に取り組んでまいりました。当初計画は否決されたものの、規模の見直しなどを行い、実現に向けて検討を重ねてきたところです。しかしながら、建設場所や調査予算などについて議会の理解を得ることができず、さらに事業の進行に関する決議により、現在、事業の進行に一定の時間を要している状況です。
こうした一連の経過の中で、議員個々の意見と議会としての意思決定との間に大きな隔たりを感じてまいりました。また、議会との関係については、音楽イベントに関する対応を契機に市有公共用地貸借に関する調査特別委員会が設置され、その後関係が大きく変化したと認識しております。私としては適正な手続きのもとで対応してきたものであり、その評価については、課題があるものと受け止めております。
以上のような状況を踏まえ、今回の市議会議員選挙においては、複合文化施設整備に対する可否、議会改革を促すこと、そして議会との健全な車の両輪を目指してまいりたいと考えております。これらにつきまして、市議会の候補者一人ひとりが明確に意思を示し、市民の皆さまに判断していただくことが、石岡市の政策を前に進めるために不可欠であると考えております。長年にわたり続いてきた市政運営の停滞を打破し、石岡市を前に進めるため、今回の決断に至りました。石岡市を前に進めるため、市民の皆さまに判断を委ねたいと考えております。市政の方向性、議会のあり方について、市民の皆さまお一人おひとりの意思をもってお示しいただきたいと存じます。その結果については、すべて私が責任を負う覚悟であります。市民の皆さまにおかれましては、本市の将来のため、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
令和8年3月27日 石岡市長 谷島洋司