屋根のない二層~三層建てで,一層が勾欄(こうらん)を巡らせた舞台になっています。石岡囃子の演奏に合わせ,面を付け衣装を着た踊り手が,この舞台で踊ります。
上層には,各町内独自の2mもある人形が飾られています。
台座には,直径40~50cmの四輪と長さ30m以上の曳綱(ひきづな)が付けられ,祭り衣装の子供たちによって曳かれます。
山車の舵取りは梃子きり(てこきり)といわれる若者たちが行います。また,一層から上は台座の上で回転するようになっていますので,回転する舞台の上で踊る妙技も見物となっています。
山車の彫り物(大小路)
梃子切り(てこきり),曳綱(ひきづな)
山車の一番上には「人形守(にんぎょうもり」が乗り,電線や障害物から人形を守ります。
狭いところでは,お互い太鼓などを動かしすれ違います。
夜には提灯や照明をつけ巡行します。また,雨の日にはビニールをかけ巡行します。雨で中止になることはありません。