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囃子連は15名程度で編成されます。祭の朝に青年、子どもたちが集まり『さんぎり』という曲を始めると山車の出発となります。『さんぎり』は山車の出発と終了時に奏で、踊りは伴いません。
踊りを伴う曲として『おかめ(四丁目:しちょうめ)』『ひょっとこ(仁羽:みんば)』『きつね(新馬鹿:しんばか)』があります。
演奏は大太鼓(長胴):1、小太鼓(〆太鼓):2、笛:1、鉦:1の5人で行います。それぞれの曲に応じて、面を付けた踊り手が曲に合わせ面白くおかしく踊ります。
『おかめ』は、静かな曲でゆっくり踊ります。男性が踊りますが、おかしさの中に色気のある仕草がとてもかわいさを感じます。
『ひょっとこ』は、滑稽な仕草で見物客を笑わせます。曲もリズミカルで、面も「大笑い」・「一文字」・「べろだし」など多く使われます。
『きつね』はテンポの速い曲で「切り返し」と称し、大切り・中切り・乱拍子と変化に富んでいます。踊りも勇壮で2匹、3匹と出て一緒に踊ることもあります。