旧市民会館解体工事情報
旧市民会館解体工事についてお知らせいたします。
旧市民会館につきましては、震災の影響と老朽化により、令和2年3月に閉館となりましたが、この度、建物を解体する事といたしました。
工事期間中、付近のダンプ車などの建設車両の通行や、解体に伴う作業音の発生などについて、ご迷惑をおかけしますが、なにとぞご理解、ご協力をお願い申し上げます。
このページでは、旧市民会館の解体工事の概要や、作業のスケジュールについて、お知らせいたします。
工事の概要
工事名 令和5年度 市民会館解体工事
工事期間 令和5年6月30日 から 令和6年3月21日 まで(予定) 延長しました
発注額 2億6,664万円
受注者 アレスコ・市村特定建設工事共同企業体
代表構成員 株式会社 アレスコ
代表取締役 磯邊 集
電話:0299-24-1026
構 成 員 市村土建 株式会社
代表取締役 市村 順
電話:0299-43-3080
発注者 石岡市長 谷島洋司
(担当 コミュニティ推進課)
作業スケジュール
管理棟とホール棟に分け、最初に管理棟部分から解体を開始します。
アスベスト除去作業箇所は下の図面で番号表示しています、作業の進み具合で日程が変更となる場合もございます。
【令和6年3月14日更新】
敷地全体の解体状況(3月5日撮影) 建物の地上部分は解体が完了しています、写真では地下部分にある地中梁(基礎のコンクリート)を解体しています。 |
管理棟の解体状況 (3月5日撮影) 管理棟は地下ポンプ室などがあり、地中深くの基礎を撤去するため、予掘りをして状況を確認しています。 |
※12月26日までの工事期間を設定していましたが、ホール棟の構造が特殊なため、慎重に解体を進める必要があることから、令和6年3月21日まで工期を延長しています。(最終的に6月まで延びる可能性があります)
日時 |
作業スケジュール |
完了 |
9月11日~15日 |
管理棟 内部撤去作業(壁・天井など) |
済 |
9月16日~18日 |
祭り期間 休工 |
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9月19日~23日 |
管理棟内部1・2 アスベスト除去作業(手作業) |
済 |
9月25日~30日 |
ホール棟内部3 アスベスト除去作業(天井板ごと撤去) 管理棟外壁4 飛散防止シート張り(4~5日程度) |
済 |
10月1日~6日 |
管理棟外壁4 飛散防止シート張り(4~5日程度) |
済 |
10月10日~14日 |
管理棟外壁4 アスベスト除去作業(ウォータージェット)(1週間程度) 管理棟外壁5 飛散防止シート張り(4~5日程度) |
済 |
10月16日~21日 |
管理棟外壁5 アスベスト除去作業(ウォータージェット) 管理棟外壁6 飛散防止シート張り(4~5日程度) |
済 |
10月23日~28日 |
管理棟外壁6 アスベスト除去作業(ウォータージェット)(24日ぐらいまで) 管理棟外壁4 足場解体 ホール棟外壁7・8 飛散防止シート張り(4~5日程度) |
済 |
10月30日~11月4日 |
ホール棟外壁7 アスベスト除去作業(ウォータージェット)(1週間程度) ホール棟外壁8 飛散防止シート張り(4~5日程度) 管理棟本体 躯体解体開始 |
済 |
11月6日~11月11日 |
ホール棟外壁7 アスベスト除去作業(ウォータージェット)(続き) 管理棟本体 解体作業 |
済 |
11月13日~11月18日 |
ホール棟外壁7 アスベスト除去作業(ウォータージェット)(続き) ホール棟外壁8 アスベスト除去作業(ウォータージェット)(10日程度) ホール棟外壁9・10 飛散防止シート張り(4~5日程度) 管理棟本体 解体作業 |
済 |
11月20日~11月25日 |
ホール棟外壁8 アスベスト除去作業(ウォータージェット)(続き) ホール棟外壁10 アスベスト除去作業(ウォータージェット)(10日程度) ホール棟外壁9 飛散防止シート張り(4~5日程度) 管理棟本体 解体作業 |
済 |
11月27日~12月2日 |
ホール棟外壁10 アスベスト除去作業(ウォータージェット)(続き) ホール棟外壁9 アスベスト除去作業(ウォータージェット)(10日程度) 管理棟本体 解体作業 |
済 |
12月4日~12月9日 |
ホール棟外壁9 アスベスト除去作業(ウォータージェット)(続き) 管理棟本体 解体作業 |
済 |
12月11日~12月16日 |
ホール棟外壁9 アスベスト除去作業(ウォータージェット)(続き) 管理棟本体 解体作業 |
済 |
12月18日~12月23日 |
ホール棟外壁 アスベスト除去完了 ホール棟 解体開始(正面玄関側から) |
済 |
12月25日~12月28日 |
ホール棟 解体作業(建物の角部分含む) |
済 |
12月29日~1月4日 |
工事休止期間(正月休み) |
済 |
1月5日~1月17日 |
ホール棟天井面 解体作業 |
済 |
1月22日~1月中 |
ホール棟壁面10・8・9 解体作業 (10 → 8 → 9の順で上部から少しずつ壊し、これを繰り返します) |
済 |
2月~ |
取り壊しガレキの搬出(大型ダンプ等の通行が増えますので注意ください) (地上部分終わり次第)管理棟地下・ホール棟地下の解体作業 埋蔵文化財調査(2月15日)ホール棟地下部分の地山を手掘りで確認・調査を行いました、国衙(今でいう県庁のようなもの)の堀の跡が残っているか期待されましたが、残念ながら確認されませんでした。 |
済 |
3月 |
管理棟地下・ホール棟地下の解体作業 埋蔵文化財調査(3月4日~3月13日)敷地南側に堀の跡が見つかっており、本格的な調査を行い、記録作業を行いました。 |
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4月 |
敷地埋め立て 後片付け |
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市民会館のアスベスト撤去について
市民会館は昭和42年に建築された建築物で、築50年以上が経っています。
古い建物であることの例にもれず、内部の壁や天井のボード、外壁部分の吹付材にアスベスト(石綿)を含んだ材料が使われている事が判明しています。
アスベストは、天然に存在する繊維状鉱物で、⽯綿(いしわた、せきめん)とも呼ばれます。
熱や摩擦等に強く、安価であることから、建設資材の他にも、さまざまな⼯業製品に使われてきました。
しかし、空気中に浮遊するアスベスト繊維を吸⼊すると、肺がんや中⽪腫などの重篤な疾患が発症するおそれがあり、現在では製造や使⽤等が禁⽌されています。
このアスベストの撤去については、法令や国のガイドラインによって、作業の安全管理や周辺への飛散が起きないように対策をするよう義務付けられており、今回の市民会館の解体も、これに基づいて作業を行います。
アスベストが使用されている建物の撤去工事の歴史は長く、撤去の方法についても様々な研究がなされ、現在では安全性の高い工法が確立されていますので、必要以上に恐れる事はありません。
それでも、ご不安な方もいるかもしれませんので、今回の解体工事での、アスベスト撤去に関する情報を掲載いたします。
具体的な対策の紹介
共通事項
(1) 建物本体の解体を行う前に、アスベストが含まれた建材を事前に除去(内部・外壁共に)し、解体時にアスベストを飛散させない工法を採用します。
(2) 作業の際、石綿(アスベスト)作業主任者技能所持者を配置し、管理監督を行います。
(3) 作業に関するお知らせを工事現場の見やすい場所に掲示し、周辺住民や作業員に周知を行います。
(4) 石綿粉塵測定器を複数個所設置し、塵・ホコリ等の異常値が検出された場合、直ちに作業を中止し、原因究明の上、対策を講じます。
建物内部の建材撤去
(1) 部屋ごと、又はある程度の広さまでの空間に分けて、防塵シートで外界と遮断する。
(2) 集塵排気装置を設置して、空間内の空気を吸い込み、内部の気圧を下げる事で、外への空気の流出を防ぐ。
(3) 作業箇所への出入りは、セキュリティゾーンを設置して、衣服についた塵等の流出を防ぐ。
(4) 撤去された廃材は、厳重に封印を行い、専用の処分場へ搬出します。
現場の対策状況
養生の状況 |
集塵装置 |
セキュリティルーム |
測定器 |
物外壁の吹付材撤去
外壁に防水目的で吹き付けられた塗膜の撤去方法です。
(1) 天候(雨・風が強いなど)によって作業に適さない日は作業を中止します。
(2) 外壁に塗られているアスベスト塗膜に、特殊な薬剤の吹付けを行い、固める事で除去作業時のアスベスト飛散を防ぐ。
(3) アスベストの除去は、ウォータージェットを使い、水の力で剥ぎ取りを行います、剥ぎ取られたアスベストは、下でキャッチして水と一緒にポンプで回収します。
(4) 撤去後の壁面に粉塵飛散防止剤(固化剤)を吹付け、本体解体時の飛散を防止する。
(5) 撤去された廃材は、厳重に封印を行い、専用の処分場へ搬出します。
現場の状況写真
外壁養生外観 全面をシートで覆います |
外壁足場内部1 外に飛散しないようにシートの繋ぎ目も目張りしています |
外壁足場内部2 目張り状況 |
足場出入口 出入口は1箇所だけにして、飛散を防ぎます |
ホール棟南側の足場シート状況 |
ホール玄関側の足場シート状況 |
≪参考≫
業者から提出された作業手順について抜粋したものを掲載しています。