記者の皆さまにおかれましては、大変お忙しい中、お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。
新緑のまぶしい季節となり、市内の木々も日に日に濃さを増してまいりました。田畑では早苗が風に揺れ、石岡が誇る自然の豊かさを改めて感じるとともに、市役所にも新たな息吹が感じられております。
今年度採用された新規採用職員の研修も一段落し、先日、それぞれの職員から報告書が提出されたところです。私も目を通させていただきましたが、どの職員からも、公務員としての自覚と、地域に貢献したいという強い思いが伝わってきて、大変頼もしく感じたところです。
とりわけ、市民との関わりの大切さや、学ぶ姿勢など、一つひとつの経験を真摯に受け止め、自らの成長につなげようとする姿勢に、将来への大きな可能性を感じております。
新規採用職員には、初心を忘れず、柔軟な発想と行動力をもって、それぞれの持ち場で力を発揮してもらいたいと思います。そして私たちもまた、皆さんの成長を支えながら、共にこのまちの未来を築いてまいります。
さて、季節はまもなく本格的な梅雨を迎えます。皆様におかれましても、大切な命や財産を守るためには、日頃からの備えが大切です。有事に備え、即行動に移せるよう事前に準備をお願いしたいと思います。
このあとの会見項目におきましても市内での防災訓練を紹介させていただきますが、新たな仲間とともに、日々の備えを怠らず、安心・安全なまちづくりを進めてまいります。引き続きご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
本日は、6月3日に開会する第2回定例会に提出する議案を中心にご説明させていただきます。
1 いざというときに備える 石岡小学校で水害を想定した地域防災訓練を開催
それでは、会見項目の説明に入らせていただきます。
まず、資料1ページ目をお開き下さい。一つ目は、『みんなで備える水害対策 石岡小学校体育館で地域防災訓練を開催』でございます。
石岡市は、6月29日 日曜日、石岡小学校体育館を会場に、地域住民参加型の地域防災訓練を実施します。この訓練は、石岡小学校区を対象に、洪水や浸水が発生した場合を想定し、実際に避難所を開設したうえで、地域の皆さまと一緒に避難時の動きや災害発生直後の対応を確認・体験します。
当日は、避難訓練や防災講話のほか、災害時の救護対策として応急手当や段ボールベッドの作製実習など、災害発生時に役立つ実技訓練を実施します。
また、訓練への参加を通じて防災意識をより高めていただくことを目的として、参加者には防災啓発グッズ等を配布します。これにより、日常生活の中でも災害への備えを意識し、防災行動の定着を図ります。
災害はいつどこで発生するか分かりません。対象地区の浸水想定区域に居住されている方はもちろん、石岡小学校区にお住まいの皆さまはぜひ訓練にご参加ください。
2 鳥獣被害に立ち向かう100日間 石岡市が鳥獣被害対策実施隊を発足
続いて、2ページ目をお開き下さい。二つ目は、『鳥獣被害に立ち向かう100日間 石岡市が鳥獣被害対策実施隊を発足』でございます。
石岡市は、イノシシやカラスなどの有害鳥獣による農作物・生活被害の拡大を受け「石岡市鳥獣被害対策実施隊」計34名による捕獲活動を実施します。これに先立ち、6月1日日曜日、午前6時から八郷総合支所複合施設において発足式を執り行います。
イノシシの被害は年々深刻化しており、昨年度は500頭を捕獲。市内全域で出没報告が相次ぐ中、被害の拡大を防ぐためにも、早期・計画的な対策が求められています。
また、茨城県内では野生のイノシシの豚熱感染も続いており、農業と市民生活の安全確保の観点からも実施隊の役割はますます重要となっています。
市では、今後も捕獲活動の安全と法令遵守を徹底しながら、地域一体となって鳥獣被害の抑止に取り組んでまいります。
イベント情報
続きまして、イベント情報についてご紹介いたします。
【5/31～6/29】いばらきフラワーパーク「台湾花祭」
いばらきフラワーパークは、5月31日 土曜日～6月29日 日曜日の期間で、台湾の食文化や農産物の魅力を伝えるイベント「台湾花祭」を開催します。
本イベントは、フルーツやお茶の産地として知られる台湾で、花き栽培も盛んであることに着目し、いばらきフラワーパークと台湾の初のコラボレーションが実現したものです。期間中は、台湾のお花を使った園内装飾やアクティビティ、グルメが堪能でき、見て・食べて・感じて・楽しめるイベントとなっています。
また、いばらきフラワーパークでは、現在900品種・9,000株のバラが咲き誇る「春バラ」の最盛期を迎えており、あわせてさまざまなコンテンツが用意されています。
バラの魅力を五感で堪能できる絶好の機会ですので、台湾花祭とあわせて、ぜひご来園ください。
【6/10～22】第9回 石岡アート協会展
石岡アート協会は、6月10日 火曜日～22日 日曜日の期間で八郷総合支所1階「郷の風」において「第9回石岡アート協会展」を開催します。期間中は、石岡市内で芸術活動を行っている協会員が制作した数多くの作品が展示されます。様々なジャンルの優れた作品を鑑賞できる絶好の機会ですので、皆さまお誘い合わせのうえ、是非ご来場ください。
【6/22】市制施行20周年記念事業 いしおかリレーカーニバル2025
いしおかリレーカーニバル実行委員会は、6月22日 日曜日、茨城電設スポーツパーク石岡において「いしおかリレーカーニバル2025」を開催します。昨年は71チームが参加しており、フルリレー部門で総合優勝したチームは、2時間16分台で完走するなど、非常にレベルの高い大会となっています。ランニングチームや職場仲間、お友達やご家族など、さまざまなメンバーでチームを組み、ワンチームとなって1本のタスキをつなぐことで絆を深め、感動を分かち合うリレーマラソンです。
市制施行20周年を記念する事業のひとつとなっておりますので、多くの皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
【6/29】市制施行20周年記念事業 F.シュタイナー吹奏楽講習会＆コンサート
石岡市教育委員会は、市制施行20周年を記念し、令和7年度音楽ワークショップ事業として、市内の中学生を対象に「F.シュタイナー吹奏楽講習会＆コンサート」を開催します。
本事業は、オーストリア・ザルツブルクの名門「モーツァルテウム管弦楽団」で主席クラリネット奏者を務めるフェルディナント・シュタイナー氏を講師に迎え、音楽の魅力に触れる貴重な機会として実施するものです。
6月28日 土曜日、石岡市中央公民館大講堂において講習会を実施したのち、翌29日 日曜日に、同会場で成果発表コンサートが開催されます。
生徒たちにとって、世界の音楽に触れ、自ら演奏する体験はかけがえのない学びとなります。コンサートは、どなたでもご鑑賞いただけますので、市制施行20周年という節目の年に、音楽を通じた感動の舞台をぜひ体感ください。
令和7年第2回定例会提出議案の主なポイント
次の項目に移ります。本日お手元に、6月3日に開会の石岡市議会第2回定例会に提案いたします議案並びに補正予算案をお配りしております。
そのうち、主なポイントにつきまして、別紙の「令和7年第2回定例会提出議案の主なポイント」という資料のもとに、ご説明させていただきます。
はじめに、一般会計補正予算についてご説明させていただきます。令和7年度一般会計補正予算（第1号）の歳入歳出額は、
3億3，013万2千円を増額し、351億6，013万1千円となります。
主な補正予算の内容につきましては、まずは、「複合文化施設（市民ホール）整備事業」として、1億5，042万円を計上いたします。こちらは「石岡市複合文化施設（市民ホール）整備基本計画」の策定により、基本設計等を実施するために必要な経費を計上するもので、これにより、施設整備を前に進めてまいります。
次に「学校施設環境改善事業」として、9，439万1千円を計上いたします。こちらは、東小学校および南小学校の2校の屋内運動場の空調設備の実施設計が完了したことから、設備の整備工事に要する経費を計上するもので、本事業の整備により、教育環境のさらなる充実を図ります。
次に「道路橋りょう施設災害復旧費」として、6，010万3千円を計上いたします。こちらは、令和6年の台風7号等に伴う大雨により被害を受けた市道の測量設計が完了したことから、本復旧工事に要する経費を計上するものでございます。
その他詳細につきましては、別添資料をご覧いただきますようお願いいたします。
続いて、予算以外の議案についてご説明させていただきます。
まず「専決処分に対し承認を求める議案」として、議案第48号から議案第50号の3件を提出いたします。
次に「非常勤特別職員の報酬・費用弁償に関する条例の一部改正に関する議案」として、議案第52号1件を提出いたします。
次に「市立中学校休業日通学バスの運行に関する条例制定に関する議案」として、議案第53号1件を提出いたします。
次に「備品購入契約の締結に関する議案」として、議案第54号1件を提出いたします。
最後に「市道の認定・廃止・変更に関する議案」として、議案第55号から議案第63号9件を提出いたします。
提出議案の主なポイントについての説明は以上となります。その他、議案の詳細につきましては、お手数でもお配りした資料をご覧いただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
【ふるさと納税返礼品のご紹介（新返礼品特集） 】
最後に、ふるさと納税返礼品のご紹介をさせていただきます。お手元に、チラシを配付させていただいておりますが、今回は、5月期の新たな返礼品のうち、おすすめの4品「韓国調味料チャンジャセット」、「ポークジャーキー」、「巨峰のジュース2本セット」、「農家の手作りかき餅」をご紹介させていただきます。
特に「農家の手作りかき餅」につきましては、市内のお米農家がこだわりを持って作った手作りのかき餅です。もち米粉は一切使用せず、もち米100％で作っているため、滑らかな口当たりが特徴で、一度食べたら忘れられない逸品です。これを機会にふるさと納税を活用して是非ご賞味ください。
説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
