記者の皆さまにおかれましては、大変お忙しい中、お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。
11月も下旬となり、朝晩の冷え込みが増す中、市内の木々も色づき、冬の訪れを感じる季節となっております。市民の皆さまには、体調管理に十分ご留意いただきたいと思います。
この時期は、地域の行事や学校活動の一年のまとめと、年末の準備が重なる時期でもあります。事故や火災の予防など、安全への意識を改めてお願い申し上げます。市といたしましても、市民の皆さまが安心して年末年始を迎えられるよう、関係機関と連携して暮らしの安全・安心の確保に取り組んでまいります。
また、周囲へのちょっとした気配りや声かけが、地域の温かさにつな がります。市としても、誰もが安心して過ごせるまちづくりに向け、引き続き努めてまいります。
それでは、本日は、 12月2日に開会する第4回定例会に提出する議案を中心にご説明させていただきます。
1 “見て・体験して・備える”
石岡市総合防災訓練「いしおか防災フェア」開催
それでは、会見項目の説明に入らせていただきます。
まず、資料1ページ目をお開き下さい。一つ目は、『見て・体験して・備える”石岡市総合防災訓練「いしおか防災フェア」開催 』でございます。
石岡市は、令和8年1月18日日曜日、 茨城電設スポーツパーク石岡（石岡運動公園）において「石岡市総合防災訓練『いしおか防災フェア』」を開催します。本訓練は、3年に一度、石岡市地域防災計画に基づき実施するもので、防災関係機関・事業所・地域住民が一体となって行う防災訓練です。
市制施行20周年の記念事業として実施する今回は、防災関係機関の連携強化に加え、SDGsや防災に取り組む市内事業所にもご参加いただきます。「見て・体験できる」多彩なブースを中心に構成しており、参加者が楽しみながら災害への備えや行動を学べる内容となっています。
これまでの総合防災訓練は、関係団体との連携、部隊編成等の確認をメインにした劇場型の訓練を実施してきましたが、今回の総合防災訓練は、より多くの皆様に気軽に参加していただけるよう、名称を従来の「石岡市総合防災訓練」に「いしおか防災フェア」を加えまして、楽しみながら防災について学び、知るきっかけになってほしいという思いを込めています。
多くの方々にご参加いただくよう、様々なブースをご用意いたしますので、皆様のご来場を心よりお待ちしております。
2 一年の安全を誓う 令和8年石岡市消防出初式を開催
続いて、2ページ目をお開き下さい。二つ目は、『一年の安全を誓う令和8年石岡市消防出初式を開催』でございます。
石岡市は、市民の防火・防災意識の向上を図るとともに、消防職員および消防団員の士気を高め、日頃の訓練の成果を披露することを目的として、令和8年1月10日、土曜日に「令和8年石岡市消防出初式」を開催します。
市制施行20周年記念事業として実施する今回は、招集サイレン吹鳴にはじまり、茨城電設スポーツパーク石岡での消防職員・消防団員点検および式典、さらに石岡駅前から御幸通りを会場とする消防パレードなど、多彩な内容を実施します。
消防パレードでは、消防車両の行進や消防団員による放水訓練、消防職員による救出訓練など、消防現場の活動を間近でご覧いただけるほか、幼年消防クラブによる演技も予定していて、地域全体で防火・防災啓発を進める本市ならではの取り組みをご紹介します。
市民の皆さまに消防活動への理解を深めていただくとともに、一年の始まりに防災への意識を高めていただく機会となりますので、ぜひお越しください。
また、石岡市では、引き続き安全・安心なまちづくりのため、市民の皆さまとともに防災力の向上に努めてまいります。
3 市民の”記憶”を再発見 石岡市20年の歩みと石岡駅130年の軌跡を重ねた特別展示を開催中
続いて、3ページ目をお開き下さい。三つ目は、『市民の”記憶”を再発見 石岡市20年の歩みと石岡駅130年の軌跡を重ねた特別展示を開催中 』でございます。
石岡市は、市制施行20周年とJR石岡駅・高浜駅の開業 130周年を記念し、特別展示「まちと駅、時をつむぐ130年」をJR石岡駅改札内において12月25日木曜日まで開催しています。
本展示では、広報紙に残された懐かしい風景や市民の思い出が詰まった写真など、石岡の「まちの記憶」を振り返る資料を紹介しており、長い年月をともに歩んできた“まち”と“駅”の歴史を実感できる内容となっています。また、広報担当者が選んだ「広報石岡表紙20選」も併せて展示しており、紙面を通じて本市の歩みや地域の変化を感じ取ることができます 。
石岡の歴史と魅力を改めて感じていただける内容となっておりますので、ぜひご来場ください。
なお、同様の展示を、今後市役所など公共施設でも実施する予定でおりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
続きまして、イベント情報についてご紹介いたします。
【石岡オーガニックフェア 】
石岡市は、11月29日土曜日、東京・銀座にある茨城県アンテナショップ「IBARAKIsense」において、「石岡オーガニックフェア」を開催します。
石岡市は、肥沃な大地と温暖な気候に恵まれた農業の盛んな地域で、有機農業を推進するため環境保全型農業に取り組んでいるほか、令和7年3月に「オーガニックビレッジ宣言」を行い、地産地消と食育のまちづくりを推進しています。
今回の「石岡オーガニックフェア」では、石岡セレクトにも認証されている旬な有機野菜を市職員がＰＲ販売します。
主な販売品は、鍋の季節にピッタリな白菜・大根・長ネギ、煮物に最適な里芋や人参、その他葉物野菜のレタス・小松菜などです。生産者が丹精込めて栽培した旬な野菜を是非ご堪能ください。
【令和7年度事業者向けワークライフバランスセミナー ほか 】
石岡市は、12月3日水曜日「令和7年度事業者向けワークライフバランスセミナー未来を変えるはじめの一歩～みんなで取り組む子育て～」を開催します。今回のセミナーは、茨城県ダイバーシティ推進センター「ぽらりす」の出前講座として実施するもので、家族内での家事・育児分担を「見える化」し、家族の育児参画の関わりや男性の育児休暇など、家族みんなで取り組む子育てについて考えることで、誰もが自分らしい働き方や暮らし方ができる環境の実現を図ります。
【将来について考える～自分らしい職業につくために～】
また「ぽらりす」との連携事業・出前講座として、12月17日水曜日、石岡中学校において「将来について考える～自分らしい職業につくために～」を開催します。こちらは、生徒一人ひとりの将来の夢や職業について考える学びの場を提供するとともに、市内で多様な働き方をしている事業者様や企業様の講演を通して、さまざまな仕事を知り、職業選択の幅を広げるものです。
石岡市は、今後も誰もが自分らしく働き、希望を持って暮らせる地域社会の実現に向けて、事業者・教育機関・行政が連携した取り組みを進めていきます。
【ウインターイルミネーション（石岡駅前御幸通り）】
石岡市御幸通り商店会とNPO 法人まちづくり市民会議、石岡商工会議所などが協力し、石岡駅前の御幸通りをイルミネーションで彩る「御幸通りウインターイルミネーション」が、12月6日土曜日より開始されます。
御幸通り沿いの塔型イルミネーションやクリスマスツリーなど、多彩なイルミネーションが装飾され、冬ならではの装いに石岡駅周辺エリアが彩られます。
イルミネーションは、3月3日火曜日まで点灯される予定ですので、皆さまぜひお越しください。
【いしおかオーガニックフェス in やさと～ 生命いのちつなげる・つながる・未来へ～ 】
石岡オーガニックフェス実行委員会は、12月6日土曜日、朝日里山学校において「いしおかオーガニックフェス in やさと～生命いのちつなげる・つながる・未来へ～」を開催します。
市制施行20周年の記念事業として行われる本イベントは、石岡市が「オーガニックビレッジ宣言」を行ったことを受け、古くから有機農業が盛んな石岡市をより多くの方に知っていただくことを目的に、地元有志を中心に有機農業をテーマとして初めて実施する催しです。
有機食材を使用した飲食・有機農産物の販売・大根堀り体験・有機農業の歴史展示・映画上映など、石岡ならではの有機農産物に触れる絶好の機会となりますので、皆さまお誘い合わせの上、ぜひご来場ください。
【第66回石岡市美術展 】
石岡市および石岡市教育委員会は、12月15日月曜日から21日日曜日までの期間「第66回石岡市美術展」を開催します。本展は、市内在住・在校・在勤・出身など、市内を中心に文化芸術活動を行う皆さまの作品を一堂に展示するもので、日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書、写真、デザインなど、多彩なジャンルのアートを楽しめる貴重な機会となっています。
さらに市制施行20周年記念事業として開催される今回は、市民や高校生等が制作した約190点の力作の中から、県知事賞、市長賞、議長賞、教育長賞を受賞した作品については、1月16日金曜日から20日火曜日まで石岡市役所本庁舎メロディアスホールで展示を行います。
石岡の文化芸術の魅力を身近に感じていただける内容となっておりますので、多くの皆さまのご来場をお待ちしております。
【石岡市立ふるさと歴史館 第43回企画展 吾輩は土器である。名前はもうある。どこで生れたか凡そ見当がつく。】
石岡市教育委員会は、石岡市立ふるさと歴史館において、1月8日木曜日から4月5日日曜日の期間で、第43回企画展「吾輩は土器である。名前はもうある。どこで生れたか凡そ見当がつく」を開催します。
石岡市では、発掘調査・試掘調査・工事立会・現地踏査など日々多くの調査が行われ、多様かつ膨大な遺跡が出土・発見されています。
それらは日々整理され、保管されていますが、普段その様子を見る機会は多くありません。今回は、そんな整理作業の様子やその歴史を見ていくとともに、そのような作業の結果、具体的にどのような歴史が見えてくるのかを感じていただきます。
皆さまお誘い合わせの上、ぜひお越しください。
令和7年第4回定例会提出議案の 主なポイント
次の項目に移ります。本日お手元に、12月2日に開会の石岡市議会第4回定例会に提案いたします議案並びに補正予算案をお配りしております。
そのうち、主なポイントにつきまして、別紙の「令和7年第4回定例会提出議案の主なポイント」という資料のもとに、ご説明させていただきます。
はじめに、一般会計補正予算についてご説明させていただきます。
令和7年度一般会計補正予算第4号の歳入歳出額は、4億 5,703万6千円を増額し、358億2,126万6千円となります。
主な補正予算の内容につきましては、まず「中学校入学福祉祝金支給事業 」として、 ひとり親世帯180万円、 身体障がい者世帯50万円を計上いたします。
こちらは 、寄附金を財源とした基金より、ひとり親等の保護者に対して、令和8年4月に中学校に入学する児童1人につき2万円の祝金を、また身体に障がいのある保護者に対しては児童1人につき5万円の祝金を支給する経費等を計上するものでございます。
次に「商工振興事業」として、 3,114万7千円を計上いたします。
こちらは、 物価高騰の影響と消費低迷の改善を図るため、市内店舗での支払いの際のキャッシュレス決済に対して 、 ポイント還元を行うために要する経費を計上するものです。この事業により、地域経済のさらなる活性化を図ります。
次に「観光対策経費」として、523万円を計上いたします。
こちらは、市内の地域資源を活用し、新たな事業を行う民間事業者に、国の地域経済循環創造事業交付金を活用し、支援を行うために必要となる経費を計上するものです。この取り組みにより、地域資源の新たな魅力を創出します。
その他、国民健康保険特別会計、介護保険特別会計、介護サービス事業特別会計、水道事業会計、公共下水道事業会計、農業集落排水 事業会計の各補正予算を計上してございます。
詳細につきましては、別添資料をご覧いただきますようお願いいたします。
続いて、予算以外の議案についてご説明させていただきます。
まず「専決処分に対し承認を求める議案」として、議案第94号1件を提出いたします。
次に「各種条例の一部または全部の改正に関する議案」として、議案第102号から議案第112号11件を提出いたします。
次に「工事請負契約の一部変更・損害賠償額の決定および和解に関する議案」として、議案第113号から議案第115号3件を提出いたします。
最後に「指定管理者の指定・市町村建設計画の一部変更・市道の認定に関する議案」として、議案第116号から議案第123号8件を提出いたします。
提出議案の主なポイントについての説明は以上となります。その他、議案の詳細につきましては、お手数でもお配りした資料をご覧いただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
【ふるさと納税返礼品のご紹介 】
最後に、ふるさと納税返礼品のご紹介をさせていただきます。お手元に、チラシを配付させていただいておりますが、今回は、 おすすめの4品「筑波山麓で育った新鮮みかん」、「杉線香」、「完熟いちごとちおとめ」、「パラグライダー体験」をご紹介させていただきます。
このうち「みかん」につきましては、筑波山麓で育った石岡ならではの新鮮な逸品で、その味が濃厚なことから、多くのお客様に好評をいただいております。 これを機会にふるさと納税を活用して是非ご賞味ください。
説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
