2024 年のNHK 大河ドラマが「光る君へ」に決定しました。1000 年前、日本で最初の恋愛小説といわれる「源氏物語」を書き残した紫式部が主人公です。
「源氏物語」の中に「常ひたちのすけ陸介」という人物が出てきます。実際に、紫式部の祖父である藤原為ためのぶ信は、紫式部の幼少期に常陸介という官職を得ていることから、作品と何らかの関係性があるのではないかと考えられています。(※) 紫式部の生涯には謎が多いと言われていますが、古代石岡との関わりなどが取り上げられたら面白いなと思っています。
石岡には古代より人の営みが記録され、長い歴史が残されています。学校での「ふるさと学習」などを通して、歴史から学び活かす機会が増えることを期待しています。県内最大の前方後円墳である「舟塚山古墳」がなぜ石岡に築かれたか? 私たちはその意義を考えるとともに、歴史からの学びをまちづくりに活かしていきたいと思います。
※紫式部の異母弟・藤原惟のぶみち通も常陸介だったことから、惟通を「源氏物語」の「常陸介」に比定する説もあります。
石岡市長 谷島 洋司