臨時記者会見 令和2年5月14日

記者の皆さまにおかれましては、お忙しいなか、お集まりいただきありがとうございます。

会見項目に入ります前に、皆さまご存じのとおり、本日、政府において、一部緊急事態宣言の解除、茨城県の特定警戒都道府県からの解除を予定しております。しかし、依然、新型コロナウイルスの脅威が無くなったわけではございません。
宣言の解除に伴い、徐々に社会経済活動を再開していくことは当市の地域経済や市民生活上、当然必要なことでありますが、喜ばしい反面、感染リスクが高まることも意味します。
石岡市としては、引き続き、市民に対して警戒を呼び掛けつつも、緊急事態宣言解除に伴う社会・経済活動の再開を慎重に進めてまいりたいと思います。

それでは会見項目の説明に入らせていただきます。

1 第1回臨時会 提出議案の主なポイント

本日の会見は、来週19日に開会することになりました令和2年第1回石岡市議会臨時会に提出する議案を中心にご説明いたします。
それでは早速、補正予算(案)についてご説明します。
お手元の「提出議案の主なポイント新型コロナウイルス対策関連予算等を計上」というワンペーパーの資料をご覧ください。
本日お配りしております補正予算関係の資料の中から、主なものについてご紹介したいと思います。

まず、今回の臨時会は、令和2年5月1日付けで、市議会議員より、地方自治法第101条第3項の規定に基づく「石岡市議会臨時会招集請求書」が提出されたことを受け、5月19日に召集するもので、市議会議員報酬の削減について提案される予定となっております。
これにあわせまして、執行部側といたしましても新型コロナウイルス対策関連予算等について議案を提出いたします。
1項目目として新型コロナウイルス感染症の拡大により影響を受けた市民生活や市内経済の状況を踏まえ、令和2年6月1日から令和2年8月31日までの間、市長、副市長及び教育長の給料月額をそれぞれ10パーセント削減するための補正と臨時特例の条例について議案を提出いたします。
困難な状況が続く中、市民のためのウイルス対策経費に充当してまいりたいと考えております。

続きまして、2項目目の新型コロナウイルス関連の補正予算案から主なものをご紹介いたします。
(1)は、特別定額給付金給付事業、いわゆる国民一人あたり10万円を給付する事業の予算に関するものです。こちらは、いち早く市民へ給付するため、5月1日に専決処分しております。これについて議会の承認を求めるものです。
(2)は、今回の臨時会に提出する補正予算案の概要になります。一般会計の補正予算総額は1億5,337万5千円です。

主なものといたしましては、

石岡市独自のものとして2点ございます。
・先ほど申し上げました特別職の給与減額関係
・「母子・父子自立支援事業」として、ひとり親家庭を支援するため、児童扶養手当受給世帯に1万円の給付金を支給するもの。

その他としまして、
・「保育支援関係経費」として市内の民間保育園等のマスク・消毒液や感染防止用の備品購入費などを、1事業所あたり50万円を限度に補助するもの。
・「子育て世帯臨時特別給付金給付事業」として、子育て世帯支援のため、児童手当受給世帯に対して児童1人あたり1万円の「子育て世帯臨時特別給付金」を支給するもの。
・「保健衛生一般事務費」として、妊産婦・障がい者・高齢者配布用マスクの購入、消毒用アルコールの購入経費など
各種対策経費を計上しております。

その他、補正予算の詳細につきましては、別添資料をご覧いただければと思います。

 

2 石岡市における新型コロナウイルス対策の取り組み等

次に、当市の新型コロナウイルス感染症予防対策に関する現在の取り組み状況について、ご説明させていただきます。

(1) 消毒用の除菌液の配布

除菌水配布

5月12日付でプレスリリース済みの情報になりますが、昨日5月13日から、市内4か所(※本庁(土日のみ)・ひまわりの館・石岡運動公園・八郷運動公園)で、市民向けに家庭用除菌液の無料配布を開始しております。※注)手指用ではありません。
既に実施している自治体も多くありますが、当市の特徴としては、
・水道課が上水道の減菌のため保有している「次亜塩素酸ナトリウム剤」を活用しているため、新たな経費が掛かっていない
・本庁舎で配布する際は、防災拠点としての機能を活かし、敷地内芝生広場に設置している「非常用井戸水」を使って希釈した除菌水を配布する
という点が挙げられます。
期間は、5月24日(日)までで設定しておりますが、市民ニーズを把握しながら、今後、継続も検討してまいりたいと思います。

(2) 市内の酒造会社のアルコール製造・販売

高濃度アルコール 高濃度アルコール2

当市の新型コロナウイルス感染症対策本部では、4月以降、市民のライフセーブ環境(市民生活の安定)の確保が課題になるとして、任意の市場調査をしてまいりました。結果としては、やはりマスク調達のほかに手指用消毒液の調達が困難であり、今後も調達難が続くと、見込まれるところでございます。
このような状況下で、市内の酒造会社、数社が手指消毒用にも使える高濃度アルコールの製造・販売をスタートしており、本日先ほども木内酒造さんから市へ240リットルをご寄贈いただいたところです。
※15日には廣瀬商店・石岡酒造からも市へ寄贈予定。
市としては、こうした酒造メーカーの取り組みに対しまして、心から敬意を表するとともに、今後の市内経済活性化の観点からも、市の備蓄品として購入するほか、妊産婦の方や市内の障がい者施設等への配布を検討してまいりたいと考えています。
石岡市は古くから商都として発展し、皆さまご存知のとおり、その中でも筑波山系の伏流水を活用した「醸造業」が盛んでありました。酒造会社の皆さんのご努力により「石岡のアルコール」が、市民の皆様にこれまでと違った形で貢献していただけることに改めて感謝と敬意を表します。

(3) 「石岡エール飯」の取り組み

石岡エール飯

別な取り組みになりますが、市内飲食店主が主体となってスタートさせた、テイクアウトを推進する「石岡エール飯」の取り組みについても、広がりを見せております。まさに私が掲げている「共生・共育・共働のまちづくり」に沿った取り組みだと思いますので、市としても応援していきたいと思います。

 

最後になりますが、私としては、今回の補正に限らず、国の追加補正も見据え、国や県と連動して適切な対策を打ち出していく必要があると考えています。今後も、その時々の状況を見極め、追加対策を実施してまいります。
そのために、職員には、現場や市民のニーズを常に把握して、石岡に求められる対策をまとめるよう指示しておりますので、職員と共に、一丸となって対応していく所存です。
なお、本日現在においても、当市ではウイルス感染者は発生しておりませんが、緊急事態宣言が解除される動きはあるものの、全国、また世界的に見れば、感染拡大が完全に収束したとは言いきれない状況であります。
引き続き、緊張感を持って、市民の皆さんと共に、この困難を乗り越えていきたいと思いますので「共生・共育・共働のまちづくり」へのご協力をお願いしたいと思います。


本日の会見項目の説明は、以上でございます。

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  • 【更新日】2018年6月7日
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