記者の皆さまにおかれましては、お忙しいなか、お集まりいただきありがとうございます。
会見項目に入ります前に、皆さまご存じのとおり、7月13日以降、石岡市におきましても、3件の新型コロナウイルス感染症の罹患者が確認されております。罹患された皆さまには心よりお見舞い申し上げます。
全国的な状況としても、国内感染者は累計で3万3千人を超え、大都市部における感染者の内訳でも、感染経路不明の方の割合が増えてきています。
このような状況でありますので、誰もが感染のリスクがあることを意識して、改めて手洗いやマスクの着用、3密回避など日常生活における感染予防を市民に対して呼び掛けてまいりたいと思います。
それでは会見項目の説明に入らせていただきます。
1 第2回臨時会 提出議案の主なポイント
本日の会見は、去る7月28日に告示され、8月4日に開会することになりました、令和2年第2回石岡市議会臨時会に提出する議案を中心にご説明いたします。
お手元の「提出議案の主なポイント 新型コロナウイルス感染症対策に要する経費を計上します」というワンペーパーの資料をご覧ください。
本日お配りしております補正予算関係の資料の中から、主なものについてご紹介したいと思います。
今回の補正予算でございますが、「新型コロナウイルス感染症対策に要する経費」を基本的な考え方としております。
1点目として記載のとおり、補正予算額として、6億1,811万3千円を追加しまして、歳入歳出の総額をそれぞれ、431億6,115万2千円とするものでございます。
続いて、補正予算の主な内容を抜粋してご説明します。
まず、(1)総務費「システム導入・推進経費」といたしまして、932万9千円を計上しています。
これは、市職員が、在宅勤務や分散勤務など、リモートワークを行う際に必要となるシステムを整備するための経費となります。
次に(2)民生費「新生児特別定額給付金給付事業」といたしまして、4,549万円を計上しております。
これは、国の特別定額給付金の基準日である本年4月27日よりあとに生まれた新生児に一人あたり10万円を給付するものです。 給付の対象は、令和2年4月28日から令和3年3月31日までに出生した新生児の保護者となります。
続いて(3)商工費「商工振興事業」には1億4,830万1千円を計上しています。
これは、セーフティネット保証等の公的融資を受けた中小企業者等に対し、1事業者10万円の「新型コロナウイルス関連融資応援給付金」を支給するための経費、及び、国の「家賃支援給付金」の給付を受けた事業者を対象とし、1事業者20万円の上乗せ給付を行うための経費を計上するものでございます。
最後に、(4)教育費「学習保障等支援事業」ですが、小学校費に2,015万円、中学校費に1,227万8千円を計上しています。
これは、児童・生徒がより安全・快適に学校生活を送れるように、各小中学校の水栓をレバーハンドルへ改修する経費や、冷風機等の購入などの経費を計上するものでございます。
その他、補正予算の詳細につきましては、別添資料をご覧いただければと思います。
2 【情報提供】
続きまして、会見資料の方をご覧ください。
情報提供が2件ございますので、ご説明させていただきます。
(1) 大塚製薬株式会社と包括連携協定を締結
まずは、大塚製薬株式会社と包括連携協定を締結 でございます。
去る7月1日(水)、石岡市と大塚製薬株式会社は、包括連携に関する協定を締結いたしました。
本協定の締結により、市民の体力向上と健康増進・スポーツの振興と指導者の育成・食育などの分野において相互に連携・協力しながら、地域社会の活性化及び石岡市民の安心安全な生活の確保に向けた事業を進めてまいります。
具体的な連携事項につきましては、資料をご覧いただければと思います。
(2) 第14回石岡つくばねマラソンの中止を決定
来年の2月21日(日)に開催を予定していました「第14回石岡つくばねマラソン」につきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から「開催中止」といたします。
例年、大人から子供まで多くの方々に参加していただいているだけに、非常に残念な思いではありますが、大会参加者と運営スタッフの健康・安全を第一に、エントリー期間や周知期間の関係からも、本年度は中止とさせていただきます。
楽しみにされていた方には、大変申し訳ありませんが、ご理解のほどよろしくお願いしたいと思います。
最後になりますが、皆さまご存知のとおり、新型コロナウイルスは、7月に入ってからというもの、県内においても感染が拡大傾向にあります。このような状況下でありますので、今臨時会に提案いたします補正予算が成立した際には、計上した対策事業を可能な限り迅速に執行してまいりたいと考えております。
また、これ以上、市中感染を広めないためにも、改めて市民の皆さまに対して予防啓発を行うとともに、新型コロナウイルスに「かからない」「うつさない」ための対応に継続して尽力してまいります。
本日の会見項目の説明は、以上でございます。