本日は,お忙しい中お集まりいただきまして,ありがとうございます。
はじめに,会見項目に入ります前に,2件ご報告をさせていただきたいと思います。
八郷総合支所ブラウジングルームの開放について
1件目でございますが,7月7日から,新仮設庁舎「本館」にて業務をスタートさせておりまして,それに伴いまして,八郷総合支所からいくつかの部署が移転をしたところでございます。その空きスペースの活用につきまして,現在,検討を進めているところですが,このたび,最初の試みとしまして,支所2階のブラウジングルームを,市民の皆様の読書や学習のスペースとして開放することにいたしました。
期間は,試行的に7月22日から8月29日までの夏休み期間の平日,午前9時から午後5時までといたしまして,48席をご用意しております。また,若干ですが図書も配置しておりますので,子どもさんや学生の皆さんにぜひご利用いただきたいと考えております。
府中塾・山根塾の開校について
それから,記者クラブの皆様にはすでに情報提供させていただいておりますけれども,府中塾・山根塾の開校についてでございます。これは,石岡・八郷両地区の有志の方々で組織するものでございまして,府中塾は石岡地区,山根塾は八郷地区の新たな地域資源の発掘やまちづくりについて話し合うものでございます。最終的に,小中学校のふるさと学習副読本への資料提供などについて,ご協力をいただく予定でございます。
以上が,ご報告でございます。
それでは,さっそく会見項目に移らせていただきます。
大きく2つございまして,1項目目が,「滝平二郎作品展~ふるさとの四季~」について,2項目目が,イベント情報でございます。それから今日は,石岡商工会議所会頭,石岡商工会議所七夕まつり担当,石岡の地酒で乾杯推進協議会会長,石岡市観光協会会長から,詳細についてご説明いただく予定です。
「滝平二郎作品展~ふるさとの四季~」について
まず,「滝平二郎作品展~ふるさとの四季~」についてでございます。
ご存知のように滝平二郎さんは,1921年,小美玉市,昔の玉川村に生まれ,石岡農学校を卒業し,きりえなど,すばらしい作品を残され,2009年に88歳で永眠された,石岡ゆかりのきりえ作家です。
今回,その滝平氏の作品を石岡商工会議所サポートワンをメイン会場に,中心市街地の10店舗にそれぞれ展示し,まち全体を滝平氏のギャラリーのようにして,散策しながら作品をお楽しみいただくことができるという企画でございます。今回の企画にあたっては,主催であるまち未来いしおか,石岡商工会議所,市役所・中心市街地活性化室,文化振興課など,それぞれが協力し準備を進めてきました。
期間は,7月26日から8月3日ですが,これについて詳細を商工会議所会頭からお願いいたします。
石岡商工会議所会頭
まず株式会社まち未来いしおかですが,これは,石岡市が内閣府に提出しました中心市街地活性化基本計画の認定を受けておりまして,その中の実施部隊として,商工会議所と石岡市がつくった会社です。
今までに,中心市街地の空き店舗の活性化として,駅前の「いしおかカフェ」,「農産物直売所」の2つの事業を行っております。
今回,3つ目として「まちかどギャラリー」ということで,まち全体をギャラリーにして,まち中を散策しながら見ていただこうという企画です。第1回目として滝平二郎氏の作品を展示いたします。市内を散策して,石岡はいいところだなと感じていただければありがたいと思っております。
そしてこの7月26日には,七夕まつりがございます。市内10店舗にもご協力いただいておりますので,そちらも見ていただいて,滝平氏の良さをわかっていただき,そして石岡の良さも感じ取っていただきたいと思います。
イベント情報
続いて,イベント情報でございます。
「いしおか七夕まつり」
はじめに,「いしおか七夕まつり」と,それに合わせて開催されますイベントについてご説明いたします。
「いしおか七夕まつり」は,7月26日土曜日の午後3時から8時まで,JR石岡駅前の御幸通りを歩行者天国にして行われます。
当日は,市内小学校児童が思い思いに願い事を書いた七夕飾りや,にぎやかで楽しいステージ,地域の子供たちによる手作りのお化け屋敷やあそびの広場など,ご家族揃ってお楽しみいただけるイベントを予定しておりますので,ぜひたくさんの皆様にご来場いただきたいと思います。
また,同じ日に行われる催しとして,「地酒まつり」,「看板建築プロジェクションマッピング」がございます。そこで,この「いしおか七夕まつり」,「地酒まつり」,「看板建築プロジェクションマッピング」について,詳しくご説明をさせていただきたいと思います。
商工会議所担当
「いしおか七夕まつり」についてご説明させていただきます。
スタートは,石岡商工会議所の青年部が企画したもので,今回で12回目になります。4年前に,御幸通り商店街に引き継ぎまして現在に至っております。
内容は,ステージイベントをはじめ,子どもたちが楽しめるようなイベントを数多く用意しております。また,浴衣で来場された方には特典があります。今年の特徴としては,同時開催で地酒まつりやいしおかサンドの販売,看板建築プロジェクションマッピングを同時開催の予定となっております。
石岡 「地酒まつり」について
石岡の地酒で乾杯推進協議会会長
地酒まつりについてでございますが,今年,「『石岡の地酒』で乾杯を推進する条例」ができました。
県内で3番目だったわけですが,石岡が最初にできて当たり前といわれるほど,石岡は酒の有名なまちでした。
そこでこのイベントを通して,石岡の酒のよさをお知らせしたいと思います。
これまでイベントなどでは,振る舞い酒が多かったのですが,石岡の素晴らしい酒を,少量ではありますが有料の試飲を行ないたいと思います。特に今年5月の全国新酒鑑評会で,3件出品した石岡の酒蔵すべてが金賞を受賞したということで,この石岡の酒の品質の高さをここでアピールしたいと思います。さらに若い人に飲んでもらうために,レモンやライムで割ったりと,新しい試みも行います。
また,「乾杯のご発声大会」というものを企画いたしまして,「今日,孫が生まれたので…」など,一言言っていただいて乾杯をしてもらう催しも行います。
ぜひこういうイベントを通じて石岡の地酒をPRしたいと考えております。
「看板建築プロジェクションマッピング」について
石岡市観光協会会長
「看板建築プロジェクションマッピング」について,ご説明いたします。
近年,石岡市の人口が減ってきて,特に20代,30代の若者の減少が大きい状況です。また,石岡の観光資源,特に歴史と里山がありますが,これらに付加価値をつけていきたいと考えておりまして,そのうえで若い人たちにもこの石岡に来ていただきたいということがあります。
これまで法政大学と石岡市は関係が深いわけですが,今回,システムデザインを専攻する学生と知り合いまして,その中で今回の企画が出てきたものです。
最近では,NHKで看板建築が取り上げられましたが,その看板建築を利用して今回CGで作った映像を投影します。
このように新しいものにチャレンジしながら,この石岡の良さをPRしていきたいと思います。
また,26日は「いしおか七夕まつり」ということもありますので,これに花を添えるよう準備を進めているところです。
「いしおかサンドの販売」について
最後に,「いしおかサンドの販売」でございます。
こちらも七夕まつりにあわせ,まちかど情報センターで行われるものでございまして,市内各店舗のいしおかサンドを各20個限定で販売いたします。
以上が,七夕まつりと関連イベントのご紹介でございます。
「柿岡のおまつり」
続いて,「柿岡のおまつり」についてでございます。
日程は,7月26日の土曜日は,午後5時から,花火の合図とともに,みこし・獅子・ささらが練り歩きます。翌27日の日曜日は,午前10時から,獅子やささら,午後0時30分からはみこしの渡御が行われるという内容です。この最終日の夜に繰り広げられる6台の山車の競演は,大変見ごたえがあるものでございます。
八郷総合支所などに臨時駐車場を設けておりますので,多くの方にお越しいただきたいと思います。
「くだもの狩り」
最後に,くだもの狩りについてでございます。
8月上旬からお楽しみいただけるのがブドウでございますが,「巨峰」・「ピオーネ」・「デラウェア」といった定番の品種から,欧州系品種まで,バラエティ豊かな品種がございます。
また,梨については,「幸水」・「豊水」・「新高」のほか,「あきづき」などの新しい品種も栽培しております。
石岡市の梨の生産は,八郷地区は銘柄産地,石岡地区は銘柄推進産地の指定をそれぞれ茨城県から受けており,やさと・ひたち野両農協も力を入れて取り組んでおります。各果樹園のほか,農協の選果場でも直販を行っておりますので,ぜひ足をお運びいただきたいと思います。
本日の説明は以上でございます。