先日、石岡市の観光行政に大いに貢献いただいた元市職員のご夫妻から「ホタル鑑賞」に誘われました。暗闇の中を舞うホタルは幻想的で、その方が吹くオカリナの演奏を待っていたかのように次から次へと光が現れます。
最近では、近隣都県や県南方面からも多くの皆さんが口コミで訪れ、リピーターも多いそうですが、長年ホタルの生息環境を整えてきたご夫妻の情熱を強く感じました。
「地域の魅力を発信する」と一言で言っても、訪れる人に「地域資源が魅力的である」と感じ評価してもらうには、その裏に大変な時間と労力がかかっていると思います。
古代から脈々と続く石岡の「歴史」、八郷盆地を包み込む山々とそこから流れ下り霞ケ浦へと続く恋瀬川などの「豊かな自然」、私たちは改めてその魅力を守り育てていく必要があります。小さな光がやがて大きな輝きになるよう、市民
一人ひとりの想いを共に育てていきたいと思います。
石岡市長 谷島 洋司