定例記者会見平成28年4月15日

本日は,お忙しい中お集まりいただきまして,ありがとうございます。

新しい年度がスタートいたしまして,「ふるさと再生」を掲げた私の市政運営もいよいよ3年を迎えました。4年間の仕上げに向けて,「石岡ふるさと再生プロジェクト」を,今年度も着実に進めてまいりたいと考えております。

さて,去る3月30日,石岡駅橋上駅舎及び東西自由通路が完成をいたしまして,完成式典を行いました。利用者の利便性の向上に加え,壁画や滝平二郎氏のステンドグラス,さらには山車の展示など,石岡らしさが表れたシンボル性の高い駅舎となったものと考えております。

また,4月1日から新たな副市長が就任をいたしました。

ご紹介をさせていただきます。総務省出身でございます松隈健一副市長でございます。それでは,副市長から自己紹介をお願いいたします。

副市長)4月1日付けで副市長を拝命いたしました松隈です。38歳の若輩者ではございますが,今泉市長を補佐してふるさと再生に貢献したいと思っております。就任しまして2週間ですけれども,石岡にはいいところがたくさんあると感じております。記者クラブの皆様に是非とも力添えをいただきまして,石岡市を盛り上げていきたいと思いますので,今後ともよろしくお願いいたします。

それでは,会見項目に移らせていただきます。

ふるさと学習について

はじめに,「ふるさと学習」について,ご説明させていただきます。

これは,2年前からテキスト作りなど準備を進めてきたもので,このたびテキストが完成をいたしまして,いよいよ今年度から小中学校において「ふるさと学習」の授業が始まります。

この「ふるさと学習」は,石岡市の歴史や文化などを1冊のテキストにまとめ,総合的な学習の時間等を利用し,小学校1年生から中学校3年生までの9年間にわたりふるさと石岡について学ぶものです。

これまでテキスト作りにあたりましては,平成26年8月に「ふるさと学習」推進委員会を立ち上げまして進めてまいりましたが,その中で,特に市民の有志でつくります「府中塾」「山根塾」,この2つの皆様にご協力をいただきまして,今年の3月に完成することができました。

この「府中塾」「山根塾」ですが,府中塾は石岡地区,山根塾は八郷地区のまちづくりについて議論をしていただき,提言をいただいたり,今後のまちづくりを支えていく「人財」の育成などを目的に組織された有志の団体でありまして,平成26年から活動を開始し,地域の歴史について資料編集などを行ってこられました。このテキスト作成にあたっては,資料をご提供いただくとともに,今後授業が開始された際には講師としてもご協力をいただく予定でおります。

これからの授業でございますが,小学校低学年は年間4時間,小学校高学年から中学校までは年間5時間の時間を確保しまして,それぞれの年代に応じた学習を行います。具体的には,小学校においては,石岡のよさを様々な方法で表現する授業,中学校においては,石岡市の現状と課題を知ったうえで,将来のまちの姿を提案する授業となります。

この「ふるさと学習」は,まさに地域の皆様との連携で進められていくもので,子供たちが石岡市を誇りに思い,将来の石岡を背負って立つ人材となっていくことを願っております。

石岡市公共施設白書について

続きまして,石岡市公共施設白書についてでございます。概要版の資料をご覧いただきたいと思います。

いわゆるハコモノといわれる公共施設は,昭和40年代から50年代にかけて経済成長とともに人口増加を背景に増えてきたものです。しかし少子高齢化,人口減少に伴い大きな経済成長が見込めなくなった現状では,これらの公共施設を今のままで維持していくことが今後の大きな負担となり,真に必要な行政サービスに悪影響を及ぼすということになっていきます。この現状に目をつぶって現在の市民だけに今までと同じサービスを続け,結論を先送りすることは,次世代の市民に大きな負担を押し付けることになります。しかし今ある公共施設の数量だけに着目し,単にそれを減らせばいいというものではありません。公共施設にはそれぞれ果たしてきた役割があり,その中には今後も維持し続けなければならないという機能が多いことも事実であります。現在の市民へのサービス低下を最小限に抑え,将来の市民にもできるだけ多くの公共サービスを受けてもらう公共施設の再配置を実現するためには多くの知恵と工夫が必要となってきます。そのためにまず石岡市公共施設白書を作成したわけであります。

これは,石岡市が保有し管理運営している公共施設につきまして,全体像を明らかにするとともに,その機能や配置状況,利用状況や稼働状況,施設運営に要する経費や施設の老朽度等について実態を把握し,長期的な視野をもって,公共施設の更新・統廃合・長寿命化などを行っていくための基礎資料となります。さらに,将来にわたり適切な公共サービスの提供と持続可能な財政運営を両立させるためには,経常的な経費の抑制につながる公共施設の維持管理経費の削減に向けて取り組むことは必要不可欠となっております。

今後は,「公共施設白書」や平成27年度に実施をいたしました「公共施設に対する市民アンケート」等で明らかになった実態や課題を様々な角度から整理・分析した上で,具体的な施設類型別や地域別の改善方策を検討し,平成28年度に,これらの検討内容を,公共施設等総合管理計画として取りまとめてまいりたいと考えております。この白書は,その前段としての資料となります。

イベント情報

続いて,イベント情報でございます。

県フラワーパーク 「フラワーフェスティバル」

初めに,茨城県フラワーパークの情報でございます。フラワーパークでは,「フラワーフェスティバル」を4月16日から,5月15日まで開催いたします。期間中は休まず営業しておりまして,シャガ,ボタン,ツツジなどの花々をお楽しみいただけます。特にゴールデンウィークには様々なイベントを予定しております。

グラスアートフラワー体験教室やジャズバンドの演奏会など,お子様からお年寄りまでお楽しみいただける催しをご用意しておりますので,ぜひおいでいただきたいと思います。

常陸風土記の丘 「さくらまつり」

続いて,常陸風土記の丘の「さくらまつり」でございます。

4月2日から4月24日まで開催しているものでございますが,これまで,ソメイヨシノや枝垂れ桜など,多くのお客様にお楽しみいただいておりまして,今後は,ボタン桜が見ごろを迎えるとともに,野点など,各種イベントも開催いたします。また,最近はインターネットなどで人気お花見スポットランキングなどが発表されておりまして,この風土記の丘の桜が,関東地区で最高で3位にランクされるなど,桜の名所として認知されてきておりまして,年々多くの方においでいただいております。

染谷佐志能神社例大祭

次に,「染谷佐志能神社例大祭」のご案内でございます。

日時は,4月19日,今度の火曜日でございまして,伝統ある「染谷十二座神楽」が奉納されます。約300年から400年前から続いてきたとも言われておりまして,特に,神楽で使われる面は,市の文化財にも指定されております。伝統ある演目を是非ご覧いただきたいと思います。

石岡市観光巡回車「石岡ぐるりん」

次に,石岡市観光巡回車「石岡ぐるりん」のご案内でございます。

これは,電車等で石岡へお越しいただいた観光客の皆様の交通利便性を高めるため,石岡駅を起点に市内の観光スポットを巡回するものでございまして,今年も4月から6月までの土曜日・日曜日・祝日に運行を開始いたします。

コースは,これまで同様,石岡駅を起点に巡回するわけでございますが,今年は駅も新しくなり,おまつりの山車の展示などもございます。そして常陸風土記の丘をはじめ,自然の中で農業体験やピザづくりなどが楽しめる朝日里山学校,茨城県フラワーパークや,天然温泉のやさと温泉・ゆりの郷など,観光施設を約1時間で巡回いたします。

料金は1日乗り放題で,大人1000円,小学生は500円でございます。電車等でお出でになる皆様には大変便利ですので,ぜひご利用いただきたいと思います。

第9回いしおかトレイルラン大会

最後に,第9回いしおかトレイルラン大会のご案内でございます。

八郷地区の春の里山を走る大変人気の大会でございまして,今年は4月29日,金曜日,朝日里山学校を会場に開催されます。コースは,今年からスーパーロングとして50キロメートルのコースが新設され,そのほかロングで27キロメートル,ミドルが17キロメートル,ショートが9キロメートルとなっております。参加者も年々増えておりまして,今年は,1,041名の方にお申し込みいただいております。

レース後には,イチゴや豚汁が無料で提供されますので,石岡の自然と味覚を存分にお楽しみいただきたいと考えております。

本日の説明は以上でございます。

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  • 【更新日】2014年4月17日
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