本日は,お忙しい中お集まりいただきまして,ありがとうございます。それでは,早速会見項目の説明をさせていただきます。
「こども図書館本の森」のオープンについて
はじめに,「こども図書館本の森」のオープンについて,説明させていただきます。
石岡市立中央図書館のとなりに建設しておりましたこども図書館が,4月1日からオープンいたします。この図書館は,幼児期から本に親しむとともに,家族や友達同士の絆を深める場,郷土愛を育む場として開設するもので,これまで中央図書館1階にあった児童書コーナーを移転し,読み聞かせなど親子で本に親しめるスペースを設けました。このような独立型のこども図書館は茨城県で唯一となります。独立型とすることで,気兼ねなくのびのびと,だれもが利用しやすい開放的な施設といたしました。
施設の概要ですが,名称は「こども図書館本の森」で,これは,市内小中学生から応募した2,926点の作品の中から選ばれたものです。延床面積は256.44平方メートルで,約3万冊の蔵書であります。
この図書館の特色ですが,1つ目に,建物の外壁に「石岡の民話」を描いております。見た目が非常に柔らかい感じで,夢のある建物となっております。2つ目として,館内4カ所に,画家のいわさきちひろさんの絵を掲げております。3つ目として,絵本の読み聞かせ等を行う「おはなしの部屋」というスペースがございます。4つ目は,タブレット端末を配置し,インターネットや蔵書検索など,子どもの学習を支援いたします。
日程ですが,内覧会及びオープン記念イベントとして,3月29日,午前10時から,報道機関や市民の皆様を対象に内覧会を開催いたします。オープンは4月1日からで,9時30分から開館式を行います。午後1時30分からは,記念講演といたしまして,歌人や作家で,早稲田大学教授の東 直子さんに「ことばの不思議」と題した講演をしていただきます。また,当日は,先着で子どもを対象に,読書感想ノートなどのプレゼントを用意しております。
この中央図書館は,明治22年に現在の石岡小学校の一角に,50人の市民から約500冊の寄贈を受けスタートしました。国立国会図書館の設立が明治30年,茨城県立図書館は明治36年という時代に,大変先駆的な取り組みでした。広く知識を世界に求め,子どもたちを育てていくという石岡市の市民の思い,そういった精神を受け継いでこども図書館をつくったわけです。
石岡市マンホールカード(八郷地区版)の制作・配布開始について
次に,「石岡市マンホールカード(八郷地区版)の制作・配布開始について」でございます。石岡市では,昨年12月に幌獅子をデザインした石岡地区のマンホールのカードを制作し,配布を開始したところでございます。このたび,石岡市としては2枚目となります,筑波山・ユリ・シイをデザインしたマンホールカードを制作,配布いたします。
「マンホールカード」といいますのは,下水道広報プラットホームと全国の都道府県や市町村が共同で制作しているマンホール蓋のコレクションカードでございまして,県内では水戸市,つくば市,石岡市が発行しておりますが,このたび第4弾で石岡市の八郷地区版のデザインが選定されたものでございます。今回,全国の50種類の中で,茨城県からは当市のみとなっておりまして,さらに,1つの自治体から2種類のカードが選定されたのは,県内では初めてとなっております。
配布開始日は4月4日から,場所は茨城県フラワーパーク駐車場にあります「Yasato de トレタ マーケット」でございます。制作枚数は2,000枚で,1人1枚無料で配布いたします。また,先着順で特別に記念の缶バッジもプレゼントいたします。
昨年12月から配布いたしました幌獅子のマンホールカードも,お陰様でこれまで約800枚を配布しておりまして,そのうちの7割が市外からのお客様で,中には北海道からおいでいただいた方もいらっしゃいます。今回も,この「マンホールカード」をきっかけに,自然豊かな八郷地区に多くの方に訪れていただきますとともに,引き続き下水道行政の啓発に努めてまいります。
それでは,本日は,今回県内から唯一の選出となった石岡市のマンホールカードの配布開始にあたり,茨城県の下水道イメージアップ協力員「いばらき 水の天使」のお二人においでいただいております。2月に就任をされたばかりということで,今回はじめてのPRを石岡市でしていただけることになりました。それでは,よろしくお願いいたします。
下水道課)本日お越しいただきました下水道イメージアップ協力員「いばらき 水の天使」のお二方をご紹介いたします。平野瑞季さん,志賀春香さんです。また,本日茨城県の下水道課企画担当の佐久間様と藤田様にもおいでいただいております。「いばらき 水の天使」ですが,下水道について,茨城県民の方々により興味や必要性を知っていただくために,下水道の啓発と普及促進を図ることなどを目的といたしまして,平成27年に誕生いたしました。お二方は本年の2月に2代目の「いばらき 水の天使」として,茨城県内の下水道3団体より委嘱されたものです。主な活動内容ですが,県内市町村が実施いたします下水道の関連イベントへ参加いただきまして,広報・啓発活動などを行っていただいております。当市におきましても昨年10月に開催されました石岡ふれあいまつりにおきまして,当市と一緒に下水道事業のPRに多大なるご協力をいただいております。今後におきましては,引き続き「いばらき 水の天使」のお二人にご協力をいただきながら石岡市マンホールカードをPRするとともに,下水道事業の普及啓発を図ってまいりたいと考えております。それでは,ここでお二方に一言ずついただきたいと思います。
水の天使・平野)マンホールカードについて,まだ知らない方も多いと思いますので,その存在を多くの方に知っていただけるよう発信していければと思います。
水の天使・志賀)下水道の役割や必要性について知っていただき,皆様に関心を持っていただけるよう活動していきたいと思います。
日曜日に臨時窓口を開設
次に,「日曜日に臨時窓口を開設」する件についてご説明いたします。
3月末から4月初めの転入・転出が多くなる時期にあわせまして,市役所窓口の混雑解消と市民サービスの向上を目的としまして,このたび日曜日に,石岡市役所において臨時窓口を開設いたします。これは庁内の職員提案制度から実現したもので,市としては今回初めての試みとなります。
実施日は,3月26日と4月2日の日曜日で,時間は午前8時30分から11時30分,午後1時から4時までとなっております。場所は,市役所本館2階の市民課等の窓口となります。取扱う業務については,(1)転入・転出・転居の手続き,(2)各種証明書の交付,(3)マイナンバーカードの申請と交付,(4)市税の納税相談と納付,となっております。
これまで,土曜日の納税相談や,月に2回マイナンバーカードの申請と交付を行ってきました。また,一部の証明ではありますが,マイナンバーカードにより土日に関わらずコンビニで取得いただけるなど,市民の皆様の利便性の向上に取り組んできたところです。今回各種手続きができる臨時窓口の開設は,職員の提案から実現したものでございまして,当市としては初の試みとなりますが,来年10月の新庁舎のオープンに向け,今後も市民サービスの向上に努めてまいりたいと思います。
イベント情報
続いて,イベント情報でございます。
ふるさと再生講演会
はじめに,「ふるさと再生講演会」でございます。
「ふるさと再生」と「地方創生」の機運を醸成するため,このたび「ふるさと再生講演会」を開催いたします。期日は,明日3月22日水曜日,時間は午後6時30分から,場所はふれあいの里石岡ひまわりの館となります。講師には,元内閣官房,まち・ひと・しごと創生本部事務局地方創生総括官の山崎史郎氏をお迎えし,「地域一体となって取り組むふるさと再生~地方創生~」という演題でご講演をいただきます。
常陸風土記の丘「さくらまつり」
次に,常陸風土記の丘の「さくらまつり」でございます。
4月1日から4月23日までの開催で,ソメイヨシノや枝垂桜,ボタン桜など,約500本の桜をお楽しみいただけます。特におすすめなのが,「枝垂桜のトンネル」で,毎年たくさんの方においでいただいております。また,期間中は野点やさくらしおり制作など,各種イベントも開催いたします。
近年,インターネットなどで人気お花見スポットランキングなどが発表されておりますが,この風土記の丘の桜は,昨年は関東地区で3位にランクされるなど,桜の名所として多くの方に認知されてきているところでございます。
朝日里山いちごまつり
次に,「朝日里山いちごまつり」でございます。
朝日里山学校を会場に行われるもので,辻いちご団地でのいちご狩りや,豪華賞品が当たる抽選会,地元食材を使った様々な出店をお楽しみいただけます。日時は4月8日,9日の2日間でございます。期間中は,いちご狩りの料金が,通常1,200円のところ,半額の600円となります。
先日,東京都庁で1週間,石岡市の地場産品の販売や観光PRを行いまして,私もまいりましたが,その際にもこのいちごが大変好評でございまして,毎日あっという間に売り切れてしてしまう状況でした。このいちごまつりには,ぜひ多くの皆様においでいただきたいと思います。
染谷佐志能神社例大祭
次に,「染谷佐志能神社例大祭」のご案内でございます。
日時は,4月19日,水曜日でございまして,伝統ある「染谷十二座神楽」が奉納されます。約300年から400年前から続いてきたとも言われておりまして,特に,神楽で使われる面は,市の文化財にも指定されております。伝統ある演目を是非ご覧いただきたいと思います。
石岡ぐるりん
最後に,「石岡ぐるりん」のご案内でございます。
これは,電車等で石岡へお越しいただいた観光客の皆様の交通利便性を高めるため,石岡駅を起点に市内の観光スポットを巡回するものでございまして,今年も4月から6月までの土曜日・日曜日・祝日に運行を開始いたします。
コースは,新しくなった石岡駅を起点に,先ほどご案内した常陸風土記の丘や,自然の中で農業体験やピザづくりなどが楽しめる朝日里山学校,茨城県フラワーパーク,天然温泉のやさと温泉・ゆりの郷など,観光施設を約1時間で巡回いたします。料金は1日乗り放題で,大人1000円,小学生は500円でございます。電車等でお出でになる皆様には大変便利ですので,ぜひご利用いただきたいと思います。
本日の説明は以上でございます。