本日は,お忙しい中お集まりいただきまして,ありがとうございます。それでは,早速会見項目の説明をさせていただきます。
2017全国看板建築サミットの開催
看板建築の街並み
はじめに,「2017全国看板建築サミットの開催」について,説明させていただきます。
本年度4月の定例記者会見において,石岡市における「住民参加型まちづくりファンド支援事業」の運用を開始したことと合わせて,7月16日に「全国看板建築サミット」を当市において開催することをお伝えしていました。
サミットの詳細をご紹介させていただきたいと思います。
平成29年7月16日(日)に,石岡市民会館を会場として開催いたします。石岡市の主催ですが,東京大学の藤井教授を代表とする「被災・破損を起因とする建設の技術革新と建築様式に関する歴史的研究」グループとの共催となるほか,一般社団法人茨城県建築士会石岡支部のご協力をいただいています。
参加費は,無料です。
当日のタイムスケジュールですが,午前中は,まちなかの散策を行います。 午前10時から「まちなか散策マップ」を見ながら看板建築群を見て回ります。
皆様のお手元に「文化遺産カード」を配布させていただいています。
このカードは,「まちなか散策マップ」に示す歴史的建造物の写真を撮影していただきますと,関東初となる『文化遺産カ-ド』を,石岡市民会館においてお渡しします。カードは,2種類ご用意していますが,撮影ポイント別に写真撮影していただければ,それぞれのカードをお渡しします。
午後の流れですが,市民会館を会場として,午後1時に開会。
午後1時20分から「看板建築と近代日本の都市」を題目として,建築史家,建築家,東京大学名誉教授,工学院大学特任教授でもある江戸東京博物館館長の藤森 照信様から基調講演をいただき,午後2時30分からは,パネルディスカッション形式で,「復興100年を目指したまちづくり ~20世紀初頭の都市復興遺産を活用して~」と題し,本日お越しいただいております藤川教授をコーディネーターに,全国からお集まりいただく9名のパネリストの皆様にお話しを交わしていただきます。
それではここで,石岡市景観調査委員会委員であり,また,このサミット開催に当たっても,多大なるご協力を賜っています 筑波大学の藤川教授に,大変お忙しいなか御同席いただくことができましたので,お話をいただきたいと存じます。よろしくお願いします。
( 藤川教授からのご挨拶とご説明 )
藤川教授からは,石岡市における看板建築を研究対象とし,石岡市にまとまった看板建築群を見出すことができたこれまでの経過や,今回の全国看板建築サミットの開催に込めるご期待をお話しいただきました。
関係市町村などの参加,協力により,全国で初めて開催するこの看板建築サミットを通じて,本市の看板建築や景観の魅力について広く知っていただける機会にしたいと思います。
また,石岡市民自身が,看板建築や次世代に受け継いでいく価値のある景観が石岡市に多く残されていることを再認識し,より一層石岡市に愛着をもっていただければと思います。 全国看板建築サミットがこれまでも引き継がれ,全国の市町村や市民を将来にわたり結び付けていくものになればと思います。
国指定記念 瓦塚窯跡展の開催
「国指定記念 瓦塚窯跡展(かわらつかかまあと展)」について説明させていただきます。
石岡市のふるさと歴史館における第11回目の企画展です。
平成29年6月16日に,文化審議会から文部科学大臣に対しての答申が発表され,瓦塚窯跡(かわらつかかまあと)が,国指定文化財になることが決定したことを記念して,窯跡(かまあと)の変遷と国府やその周辺地域に瓦がどのように広がっていったのか,写真とパネルで展示解説します。
簡単に瓦塚窯跡の特徴を申し上げますと, 7世紀前葉から10世紀前葉にわたり操業された窯跡で,南北130メートル,東西80メートルの範囲に35基の窯跡が残されています。
古代常陸国における瓦生産の導入過程から,常陸国府や常陸国分寺に葺く瓦造りの確立と終焉までを一つの遺跡で知ることができます。
企画展は,8月1日から10月29日までで,開館時間は,午前10時から午後4時30分となっています。
休館日は,毎週月曜日です。
場所は,石岡市立ふるさと歴史館 1階企画展示場。
入館料は,無料です。 展示解説も行います。
8月5日(土)午前11時から約40分の予定です。
「石岡駅東側(鹿島鉄道跡地)」「いしおかイベント広場」のサウンディング型市場調査を実施
いしおかイベント広場【写真左】と石岡駅東側(鹿島鉄道跡地)【写真右】
続いて,「石岡駅東側(鹿島鉄道跡地)」「いしおかイベント広場」のサウンディング型市場調査を実施することについて,ご説明します。
現在,低・未利用地となっている「石岡駅東側(鹿島鉄道跡地)」と「いしおかイベント広場」の2か所の公有地について,今後の有効活用に向けた可能性を検討するため,「サウンディング型市場調査」を実施することとなりました。
「サウンディング型市場調査」とは,公共と民間の「対話」を意味する言葉です。
市有地等の利活用に向けた具体的な内容を決定する前に,公募により民間事業者の意向調査や直接対話を行うことで,潜在的価値を最大限に高めるための諸条件の整理を行うものです。これにより,民間事業者が案件に参入しやすい環境づくりを図ることができます。
石岡市では,平成29年の3月に「石岡市公共施設等総合管理計画」を策定しました。この中で,「行政経営」の視点を取り入れた「資産の有効活用」を基本方針の一つとしており,今回の調査はこの計画の方針に沿って行われるものです。
今後の日程ですが, 現在受付中ですが,8月9日までは,サウンディング型市場調査に参加する民間事業者の受付。
8月17日から8月31日までは, サウンディング(対話)の実施。
9月以降は,調査実施結果概要の公表を予定しています。
イベント情報
柿岡のおまつり(八坂神社祇園祭)
舘獅子(市指定無形民俗文化財)
「柿岡のおまつり」について,ご紹介します。
16世紀の初めに当たる享禄年間,柿岡城主が那珂郡から神霊を八坂神社に移した日にちなみ,毎年7月の第4日曜日を含む土曜日と日曜日の2日間行われる祇園祭です。
みどころですが,近年では2年に1度みることができる『柿岡からくり人形』が予定されています。これは,茨城県の無形民俗文化財に指定されているものです。
そのほか,柿岡荒宿の「ささら舞」や柿岡舘(かきおか たて)の「獅子舞」のほか,山車がにぎやかに練り歩くなど,八郷地区で最大のお祭りとなっています。
また,最終日の夜に繰り広げられる6台の山車による競演も見応えがあります。
柿岡のおまつり(八坂神社祇園祭)/石岡市観光協会公式ホームページ
茨城県フラワーパーク やまゆりまつり
平成26年度いしおかフォトコンテスト入選作品 「盛夏の山頂」
石岡市の花は「ゆり」ですが,二つ目のイベントとして,茨城県フラワーパークの「やまゆりまつり」をご紹介します。
開催期間ですが,現在開催中で,7月23日までとなっています。天候にもよりますが,7月15日~16日ころが一番の見頃です。
筑波山をのぞむパーク内の山の中で,甘い香りと魅惑的なやまゆりの姿を楽しむことができます。
期間中の土・日・祝日は,朝7時30分に開園しますので,夏の比較的涼しい時間帯に,やまゆりをご覧いただけます。
家族や友達と一緒に夏の散歩などを楽しんでいただければと思います。
石岡サマーフェスタ2017
次に,「石岡サマーフェスタ2017」をご紹介します。
主催は,石岡商工会議所青年部です。
「魅力の街,輝け!いしおか!! 」と銘打ちまして,7月29日の 正午から午後7時まで,御幸通り商店街の特設会場にて開催されます。
本年度この企画に関して,青木実行委員長(写真右)と,中山副実行委員長(写真左)がお越しいただいておりますので,今年の見どころをお話しいただきたいと思います。
(石岡商工会議所青年部 青木実行委員長からのご挨拶)
青木実行委員長と中山副実行委員長のお二人からは,県内初のウォーターサバゲーや高校生など若者による「次世代ゾーン」の出店など,今回の見どころをご紹介いただきました。
当日,会場の「次世代ゾーン」では,高校生や専門学校生が参加するほか,当市の地域おこし協力隊も加わる予定となっています。
夏休みの期間中の日曜日,中心市街地に,若い世代が多く集い,ぜひ石岡の魅力を再発見してもらいたいと思います。
そのほかにも,ぶどうと梨狩り,金メダリストによる卓球教室,東京都庁における石岡市観光PRなど,多くのイベントが予定されています。
本日の説明は以上です。