善光寺楼門

五輪塔

善光寺は室町時代の文亀元年(1501)に小田城(現在のつくば市に存在)の城主・小田成治が母のために建立したとされています。
楼門の正確な建築年代は不明ですが、行方市にある国指定重要文化財「西蓮寺仁王門」と比較すると、非常に類似しており、やはり室町時代のものと考えられます。
一般的には2階建ての門を楼門と言いますが、善光寺のものは平屋建てです。しかしながら、屋根裏の建築部材から、当初は二階建てとして建立されていたものと考えられ、「楼門」としています。
善光寺楼門をくぐり、背後にある階段を登っていくと、小田一族のものと言われる11基の五輪塔が整然と立ち並んでいます。