10月8日(木)
次なる10年に向かって
「石岡のおまつり」の前日、梨の絵コンクール審査会があり、私も審査員の一人として市内小学生たちの作品を拝見しました。
いずれも力作ぞろいで、梨の描写と美味しそうに頬張る姿からユーモラスで無邪気な雰囲気が伝わってきます。
▲大好物の梨を描いた作品が選ばれました
審査員の中には、フルーツプロジェクトに加わっている若手生産者たちがいて、熱心に絵を見比べていました。
このプロジェクトによって、高品質の梨「恵水」が商品化され、販売が始まっています。1個が1キログラム近い大玉で、糖度が13パーセントを超える甘さです。値段は1300円もする高級品で、贈答品として人気が出ています。
フルーツの秋といえば、TXつくば駅から柿岡を結ぶ「やさとフルーツ号」も9月からスタートし、観光果樹園に来訪者を運んでいます。
12月には、フラワーパークに大がかりなイルミネーションが飾られ、夕刻から楽しい光のショーが見られます。
来年春に完成予定の石岡駅は、東西自由通路で結ばれ、市の玄関口としての整備が進んでいます。
このような市の近況ですが、去る10月4日は合併10周年を記念する式典が、市民会館で開催されました。
冒頭の式辞において、私はこれまでの10 年に感謝すると共に、次なる10年に向かってこう述べました。
これから大切にするのは「連携」で、隣接する6つの市とさらに広い連携、文京区や多賀城市の交流都市との友好や提携などが求められています。
若者たちが夢を持てるまちとして発展するよう、一歩一歩着実に歩みを進めてまいります。
式典では市民憲章やふるさと大使、市民の歌などが発表され、最後は「見上げてごらん夜の星を」の感動のフィナーレでした。
それから4日経ち、今は長野市ホクト文化ホールで開催の全国都市問題会議に出席しています。テーマは「連携によるまち
づくり」で、全国から2000人を超える自治体関係者が集い、会場を埋め尽くしていました。
文・写真 今泉 文彦