相談事例
大学生の娘が1年程入居した築20年のアパートを退去することになり、母親が退去の立会いをした。
壁や床などの補修費用や清掃代等で合計13万5千円になり、敷金9万円を差し引いた4万5千円を請求された。
精算書の内容に納得がいかず、入居時、壁や床は新品ではなかったと不動産屋に言ったら、新品だったと言われた。
指摘されたシミや傷についても娘はやっていないと言っている。
ひとことアドバイス
- 国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では通常使用による破損や経年変化によるものは家主の負担、通常の使用方法を超える使い方によって生じたものは借主(入居者)の負担とされています。
- 入退去時は、できる限り家主や仲介業者などの家主側と一緒に部屋の現状を確認しましょう。
- その際、確認した内容をメモに残したり、修繕が必要とされる箇所の写真を撮ったり、証拠となる記録を残すことが大切です。
- 修繕費用を請求された場合、内容をよく確認し、納得出来ない点は家主側に十分な説明を求めましょう。
- 退去時のトラブルを未然に防ぐには、入居前に部屋に傷や汚れがないか記録しておくことが大切です。
- ハウスクリーニングは借主負担とするなどの特約は原則として有効となるため、契約前に契約書をよく読み、退去時の特約等を確認しておきましょう。
相談窓口
困ったときは、迷わず、抱え込まず、早めにご相談ください。
消費生活センター(市役所本庁舎内)0299-22-2950
受付時間:月~金の午前10時~正午・午後1時~4時30分