定例記者会見 令和7年2月20日

 定例記者会見2.20

  

 記者の皆さまにおかれましては、大変お忙しい中、お集まりいただきまして誠にありがとうございます。

 2月16日に開催されました第2回石岡つくばねハーフマラソンは全国より多くのランナーの皆さんにご参加いただきました。 
 また、ランナーの皆さま、ボランティアの皆さま、そして大会運営に係わる全ての皆さまのご理解・ご協力により、無事開催できましたこと、この場をお借りし、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

 沿道からも石岡市ならではのおもてなしや応援など、本大会を大いに盛り上げていただきましたこと、あわせて感謝申し上げます。次回大会に向けて、関係者一同、さらに魅力あふれる激坂鬼越峠が名物の石岡つくばねハーフマラソンと出来るよう、努めてまいります。引き続きご支援・ご協力を賜りますようお願いいたします。
 また来年、石岡市でお会いしましょう!

 さて、昨今の物価の高騰など、本市を取り巻く環境は厳しい状況もありますが、人口減少問題への対応や「ゼロカーボンシティ」の実現等、複雑化・多様化する課題に対して、柔軟に対応しながら、持続可能な地域社会を創り上げていくことが重要と考えております。
 限られた財源を効果的・効率的に活用し、総合計画の将来像である「誰もが輝く未来へ 共に創る石岡市」を実現していくため、本日ご説明させていただく新年度予算などにつきましても、これらの課題を解決するための様々な施策を掲げております。

 新年度予算では、「輝く魅力向上」・「輝くまち」・「輝くひと」・「輝く暮らし」・「チャレンジする市役所」の5つのプロジェクトに加えて「人口減少対策プロジェクト」を位置付け、迅速かつ効果的に施策展開を行ってまいります。

 とりわけ、人口減少対策は喫緊の課題であることから、引き続き、若い世代が結婚、妊娠、出産、子育ての希望をかなえられる魅力的なまちづくりを目指し、安心・安全な子育て支援等に力を入れていきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

 本日は2月25日に開会となります令和7年第1回定例会に上程予定の令和7年度当初予算(案)を中心に説明させていただきます。

1  国内3例目!
市内出土の縄文土器片から「縄文原体」の圧痕を発見!

 それでは会見項目について、ご説明させていただきます。
 まず、資料1ページ目をお開き下さい。一つ目は『国内3例目!市内出土の縄文土器片から「縄文原体」の圧痕を発見!』でございます。
 このたび、石岡市教育委員会の職員を含む研究グループが共同で調査を進めていた石岡市内にあります白久台遺跡の土器片から「縄文原体」の圧痕を発見しました。
 「縄文原体」とは、土器に縄目の文様をつける際に使われた道具のことで、その圧痕とは、土器に残された痕跡のことです。
 縄文時代の土器は、縄を転がして文様を付けるのが特徴の一つですが、実際に使用された縄は見つかっておりません。また、その痕跡が発見されることも極めて珍しく、国内でもこれまでに2例しか発見されていないそうで、今回が3例目となります。
 また、今回発見された圧痕は、土器の特徴から、千葉市の加曽利貝塚で発見されたものよりも古いもので、縄文時代中期、今から約5,000年前のものと考えられます。
 この発見により、縄文人が土器製作に使用していた道具の具体的な形状や当時の生活環境を考察する新たな手掛かりとなりますので、さらに研究が進まれることを期待しております。
 なお、今回の成果は、石岡市立ふるさと歴史館で開催中の第39回企画展「いまゆくすゑも定めなき土器にて」において展示していますので、全国の歴史愛好家の皆様にも石岡へ足をお運びいただきまして、ぜひご覧いただきたいと思っております。

2 移住者に“選ばれるまち”へ
石岡市が「移住定住コーディネーター」設置

 続いて、2ページ目をお開き下さい。二つ目は『移住者に“選ばれるまち”へ 石岡市が「移住定住コーディネーター」設置』でございます。
 石岡市は、移住希望者や移住者の個別支援を強化するため、新たに「移住定住コーディネーター」を設置し、コーディネーター2名を採用しました。
 コーディネーターは、市内の暮らしに関する相談対応のほか、仕事・住まい探しのサポートなどを担い、地域とのマッチングを促進します。
 今後は、コーディネーターを中心に、市内の各地域や企業・団体との連携を深めながら、移住定住の更なる促進に取り組んでいきます。
 また、移住前の相談から移住後のサポートまで一貫して支援し、移住者が地域になじみ、安心して暮らせる環境を整えることで、移住者に“選ばれるまち”を目指します。

3 市制施行20周年へのカウントダウン 機運醸成へ 記念ロゴ入りのぼり旗・横断幕 掲出

 三つ目は、『市制施行20周年へのカウントダウン 機運醸成へ 記念ロゴ入りのぼり旗・横断幕 掲出』でございます。
 石岡市は、令和7年10月1日に市制施行20周年を迎えるにあたり、市民の皆さまとともに20周年の機運を高めていくため、市内各所に「20周年記念ロゴマーク」を使用したのぼり旗と横断幕を設置します。
 のぼり旗や横断幕には、市民の皆さまなどから公募し、オンライン投票で決定した「20周年記念ロゴマーク」を使用しているほか、のぼり旗は、市職員が手掛けた視認性の高いデザインを採用しています。
 今回の掲出を通じて、市民の皆さまとともに「ふるさと石岡」の市制施行20周年の機運を高めるとともに、まち全体を20周年ムードで彩り、記念すべき1年を盛り上げていきます。
 また、今後予定されている20周年記念事業や各種イベントのPRにも活用し、市内外への発信を高めていきます。

イベント情報

 続きまして、イベント情報についてご紹介いたします。

【 2/22~24 桜フェスタ 】

 いばらきフラワーパークは、2月22日 土曜日 から24日 月曜日の3日間、桜エリアを中心に、アクティビティやマルシェ、グルメを楽しめる「桜フェスタ」を開催します。
 また、隣接する「花やさと山」のグランピングエリアでは、着物や袴の着付け、レンタルを実施するほか、河津桜の森でワンコインフォトを実施します。
 本州一の早咲きの桜「河津桜」ともに、いばらきフラワーパークならではの各種コンテンツをお楽しみください。

【 2/22 空き家活用アイディア発表会&交流会 】

 石岡市は「人口減少対策」の柱の一つである「移住推進」に向けて、空き家活用講座を開講しています。 
 空き家活用講座は、石岡市で空き家を活用した事業の立ち上げ方をイチから学べる全6回の講座で、昨年11月に開講しました。
 最終回となる今回は、受講生たちが考えた事業コンセプトや事業計画などの「空き家活用アイディア」を発表するとともに、交流会を行います。
 どなたでも観覧できますので、皆さまお誘いあわせのうえ、ぜひご来場ください。

【 3/16 まちの文化一日体験 ~ みて きいて ふれてみよう ~ 】

 石岡市文化協会は、3月16日 日曜日「まちの文化一日体験 ~ みて きいて ふれてみよう ~」を開催します。
 石岡市文化協会所属の各団体が一堂に会し、それぞれの文化・活動の体験会、舞台発表やパネル展示を行います。
 子どもから大人まで、どなたでも気軽に楽しめるイベントですので、ご友人、ご家族、三世代お誘いあわせのうえ、ぜひご来場ください。

【 3/20 令和6年度地域おこし協力隊活動報告会】

 石岡市は、3月20日 祝日の木曜日「令和6年度石岡市地域おこし協力隊活動報告会」を開催します。
 現在、協力隊員は3名おり「茅葺き保全分野」と「観光PR分野」において、それぞれ活動しています。
 今回の報告会では、市民の皆さまや関係者に、各隊員の活動成果や地域の魅力を活かした取り組みを発表するほか、活動内容の展示を行います。
 地域おこし協力隊の活動を身近に感じていただける機会ですので、皆さまお誘い合わせのうえ、ぜひお越しください。

【4/27 石岡市市制施行20周年記念 果物と自然の里 第18回いしおかトレイルラン大会】

 石岡トレイルランクラブは、4月27日 日曜日「果物と自然の里 第18回いしおかトレイルラン大会」を開催します。
 石岡市市制施行20周年記念事業として実施する今回は、朝日里山学校を発着点として、高低差のある筑波山系の山道を中心に、スーパーロング50キロメートル・ロング24.3キロメートル・ミドル15.6キロメートル・ショート9キロメートルの4部門で競います。
 また、ゴール後は、石岡市産の「朝採れ完熟いちご」の配布も予定しており「果物と自然の里 石岡」を存分に味わえる内容となっています。
 2月28日金曜日までエントリーを受け付けておりますので、皆さまぜひお申し込みください。

【3/22~4/20】常陸風土記の丘 さくらまつり】

 常陸風土記の丘は、3月22日土曜日から4月20日日曜日の期間で「常陸風土記の丘 さくらまつり」を開催します。園内には約500本の桜があり、ソメイヨシノ、枝垂れ桜、ボタン桜と約1カ月間に渡って桜のリレーを堪能することができます。
 期間中は、キッチンカーなどが出店するほか、園内には日本一大きい獅子頭や遊具もあるため、お子様連れやお花見にも最適です。ぜひお越しください。

令和7年 第1回定例会提出議案の主なポイント

 次の項目に移ります。
 本日お手元に、2月25日に開会の石岡市議会第1回定例会に提案いたします令和7年度石岡市当初予算(案)等をお配りしております。そのうち、まずは「令和7年度石岡市当初予算(案)の特徴」という資料をご覧ください。
 まず、令和7年度の一般会計予算規模ですが、348億3千万円となり、前年度と比較すると、10億2千万円、3.0%の増となっています。その他詳細については、お手数でも、後ほど本資料をご覧ください。

 次に、当初予算(案)の主なポイントにつきまして、別紙の「令和7年度石岡市当初予算(案)の概要」という資料をご覧ください。
ここでは、令和7年度リーディングプロジェクトの主な事業について、抜粋してご説明させていただきます。
 リーディングプロジェクトは、総合計画を、より実効性の高いものとするために、令和6年度から令和9年度の計画期間である第2期基本計画において、各分野の施策展開をリードする事業を特出して位置付けたものです。

 まず「人口減少対策プロジェクト」でございます。こちらは若い世代が結婚、出産、子育ての希望をかなえられる魅力あるまちづくりを進めるため、出生率向上と移住推進の2本柱を人口減少対策の政策としてパッケージ化したプロジェクトでございます。
 主な事業として「令和7年度の学校給食費やスクールバス利用者の保護者負担軽減等」のほか「移住定住コーディネーターの設置」に、566万円を計上するものでございます。

 続いて「輝く『魅力向上』プロジェクト」でございます。
主な事業として「市制施行20周年記念事業」に、368万7千円を、「上曽トンネル開通記念事業」に、560万円を計上するものでございます。

 続いて「輝く『まち』プロジェクト」でございます。
 主な事業として「複合文化施設(市民ホール)整備事業」のほか「災害リスクに備えた防災体制の充実」に、2千738万8千円を計上するものでございます。

 続いて「輝く『ひと』プロジェクト」でございます。
主な事業として「教育支援センターの設置」のほか「総合保健センター(仮称)設計業務」に、1億1千84万2千円を計上するものでございます。
 続いて「輝く『暮らし』プロジェクト」でございます。
主な事業として「地域ぐるみの有機農業の推進」に、723万5千円を計上するほか「産業用地の確保と企業誘致の推進」に、1千288万4千円を計上するものでございます。

 以上が、令和7年度リーディングプロジェクトの主な事業になります。市の将来像である「誰もが輝く未来へ 共に創る石岡市」を実現するため、令和7年度においても、引き続き、迅速かつ効果的に事業を進めてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

【ふるさと納税返礼品のご紹介(2月・3月期におすすめの返礼品特集 】

 最後に、ふるさと納税返礼品のご紹介をさせていただきます。
 お手元に、チラシを配付させていただいておりますが、今回は、2月・3月期に特におすすめしたい返礼品5品、

・ダチョウ王国産の卵殻
・海東園の焼きいも、焼き干し芋、スイートポテト
・一貫堂の干し芋
・「いちご家のむのむ」のいちご
・「ベリーファーム結」のいちご

をご紹介させていただきます。

 特に、石岡市内にございます日本一のダチョウ飼育数を誇るダチョウ王国で採れた卵殻につきましては、中身をきれいに取り除いて洗浄している本物の卵で、エッグアートやインテリアとしてお楽しみいただける逸品でございます。

 本日は、実物を用意してございますので、記者会見終了後、ぜひ手に取って感触を確かめていただければと思います。
 その他、干し芋やいちごなど、季節を感じさせる石岡らしい新規返礼品もございますので、ふるさと納税を活用して、ぜひご賞味いただければと思います。

 説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

このページの内容に関するお問い合わせ先

秘書広聴課

〒315-8640 茨城県石岡市石岡一丁目1番地1 本庁舎 2階

電話番号:(代表)0299-23-1111(直通)0299-23-7274

ファクス番号:0299-22-5276

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  • 【更新日】2025年1月22日
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