11月8日(火)
自ら助くる者の未来
「私たちなんて一番若いグループ。先輩方には素晴らしいアスリートが揃っていて、その努力の凄さには驚きます」10月に全国健康福祉祭ながさき大会の水泳部門に出場し、準優勝・3位という見事な結果を出した松井幸子さんと岩原房子さんが、市長室へ報告に見えました。
「70歳、80歳の先輩方が日々トレーニングを積んで、ホント若いままの姿で年齢を感じさせないんです」と言う二人にも若さが漂っていました。
全国健康福祉祭は、高齢者のスポーツ・文化、健康福祉の祭典で、全国からトップレベルの競技者が集い交流する祭典です。コンディションを整え身体を鍛えれば、80歳になっても頭脳と体力はここまで維持できるというお手本がこの大会にありました。
市内には様々な種目で全国レベルの選手がいて、最近では全日本シニア体操選手権で優勝した清水満さんの報告がありました。そのほか、ゴルフ、スポーツ吹矢、トレイルランなどの分野でも60歳以上の方々の活躍が目立っています。
「天は自ら助くる者を助く」の言葉どおり、努力する者に自ずと結果がついてくるのでしょう。
市が3年前に始めた「生涯現役プロジェクト」のプラチナ応援カードは、5000人もの高齢者が活用しています。シルバーリハビリ体操や公民館講座への参加によって、ポイントが貯まり買い物や温泉ゆりの郷の利用などができ、生きがいづくり・健康づくりは加速しています。
来年4月からは、もっと便利に楽しく使えるよう、きめ細かな運用方法を検討しています。
「ところで市長さんは、何か運動はしていますか」若々しい二人の女性スイマーに質問され、言葉に詰まりました。何しろここ数年は、球技でいえばピンポンからスイカ割りまで丸い物には触ったことがなく、ネコのうめ吉との散歩ぐらいしか身体を動かしていません。
「今後、やるようにいたします」絞り出した私の答えに、二人は健康的な笑顔を見せました。
▲11月8日、市長に入賞の報告をした松井さん(左)と岩原さん(右)