6月3日(土)
運動会と子どもたち
初夏に開催される運動会は瓦会小、北小、東小の3校です。この日、私と松隈副市長、櫻井教育長とがそれぞれ分担して参加しました。
私が尋ねた瓦会小は、全校児童60名のこじんまりとした学校ですが、子どもたちはやる気をみなぎらせてキビキビとした動きで入場してきました。「少人数ですが、チームワークが良いですよ」と大倉宏一校長が自慢げに言いました。
爽やかな晴天のもと、心地よい風が吹く校庭に眼をキラキラと輝かせた子どもたちが集いました。
そして、グランドを取り囲むテントには地元瓦会地区の保護者の皆さんがその動きを見守っています。さらに周囲には加波山~難台山の山並みがゆったりと地域を包み込んでいます。
「校長先生、最高の舞台ですね」豊かな自然と優しい眼差しに囲まれて、子どもたちは心から運動会を楽しんでいる様子です。
「東小は確かこの10倍近い550人の運動会ですよ」来賓の1人が言いました。
「そこにいる男の子の通うつくば市の小学校は、800人だそうです」校長先生が指さしました。
「上には上がいますね。あ、そうだ、昭和10年代の石岡小学校、当時は国民学校と改称した時期でもありましたが、全校児童3100人を超え、運動会は2日がかりだったそうです」私は先輩方の話を思い出して言いました。
「私も、大阪に住んでいた時はマンモス校で、3年以下と4年以上に分けての2日間でした」校長先生は転勤族だったようです。
グランドではスタートのピストルが鳴って、1年生の駆けっこが始まりました。小さな身体で懸命に走る姿は、思わず声援と拍手に力が入ります。
2年生から学年が上がるにつれて、迫力を増して熾烈な競走となってきます。
保護者の皆さんも、だんだん身を乗り出して応援に熱中してきました。まさに地域をあげて、子どもたちを育む姿がそこにあります。
~むらさき匂う 加波筑波
むかしをしのぶ 瓦塚
このけがれない ふるさとの
すがたそのまま 伸びゆく われら
瓦会小学校 ~
子どもたちへの愛情が、この校歌からも伝わってきます。
▲ゴールまで全力疾走!めざせ1等賞!