3月8日
楽しみな海原
3月、4月は、就職や進学で移動する人が多いため、市役所の窓口は混雑します。
転勤や大学入学が決まり、東京へ引っ越す人もいれば、 家を建て家族全員で暮らす人もいます。 昨年度は出る人よりも入る人の方が多い月も多く、人口減少対策の効果が現れてきているようです。
その対策を一生懸命まとめてきたのが、総務省出身の松隈健一副市長です。そんな松隈さんが、約束の任期を立派に勤めあげ3月末をもって総務省に戻ります。4月からは地方自治を経験した官僚として、新たな課題に現場目線でトライしてほしいと思います。
松隈さんは2年間を振り返り、次のように回想しました。「石岡市は潜在能力の高いまちです。歴史、お祭り、果物狩り、地酒、看板建築など、これらを最大限に生かしてほしいですね。就任以来、力を入れたのは情報発信。毎月の市長の記者会見をゲスト参加型にしたり、事業取り組み前のプレスリリースを心掛けたりして、発信の機会が格段に増えました。住んでいた守横町からおまつりに参加できたことが、一番の思い出です」
旅立ちを前に石岡を振り返る松隈さん。その前途には楽しみな海原が広がっていました。
文 今泉文彦
▲若手職員の提案事業に耳を傾ける松隈副市長