平成30年8月23日、ふれあいの里石岡ひまわりの館にて、石岡市・かすみがうら市・小美玉市の3市長が、医療関係者や市民とともに地域の医療の在り方について議論する「石岡地域市民医療懇談会」を開催し、総勢284人の聴衆の中、活発な議論が行われました。
今回は、第2回目の懇談会となり、前回の懇談会で浮き彫りになった、「出産できる医療機関がない」や「このままいくと医師不足、医療環境の向上をはじめとする積極的な地域医療政策が必要」などの課題に対し、他市町村の取組事例や先進事例を参考に、短期的な対策から中長期的な対策まで、様々な意見が交わされました。
具体には、「地域の医療格差」、「緊急診療体制の課題 」、「小児科医・産科医の確保」などの対策として、「医師の確保、医師の派遣には拠点となる受け皿となる病院が必要」や「緊急診療体制の限界が近い、危機的状況を市民にも理解してほしい」、「医療の地域格差が人口減少にもつながる、2025年に向けた医療体制の早急な検討、受け皿となる病院の整備が必要」、「地域医療の現状に、市民一人ひとりが関心を持つことが大事」、などの意見等がありました。そして、結びに、当懇談会の会長である今泉石岡市長より、3回目の懇談会に向け、「小児科、産科、救急医療体制の確保について、3市の連携を強化し、国や県の力も借りながら、みなさんの英知を結集し、方策を考えていきたい。」との提言がありました。