令和元年10月16日(水)、石岡市役所にて、地域医療に係る有識者や石岡地域の医療機関の代表者、行政関係者が集まり、「第3回地域医療に係る対策を検討する専門委員会」を開催しました。
この専門委員会は、昨年開催した市民医療懇談会での意見や、本年4月以降、県や医師会の協力のもと実施してきた石岡地域の医療の現状分析の結果等を踏まえて、石岡地域に必要な医療体制について、具体的な方策を協議・検討していくために組織したものです。
第3回目の今回は、石岡地域の医療課題に対する具体的方策について、参考人2人を招いて協議を深めました。
事務局より第2回専門委員会までの内容の振り返りを行った後、吉新参考人より石岡市医師会病院と石岡第一病院の統合による医療資源の集約化についての説明、幕内委員より山王台病院の病床配分(増床)による地域医療の再編案についての説明があり、各々について意見交換を行いました。
その後、事務局から上記の両案をまとめた『複数病院の再編統合と病床の融通』について説明があり、各委員の意見交換及び柏木参考人からの意見を伺いました。
協議の結果、『複数病院の再編統合と病床の融通』について、委員の総意を得ることができました。ただし、実施にあたっては、医療機関間の連携体制が継続できるようにすること、行政から病院整備以外の支援も必要であること、産科については引き続き早期開設ができるよう協議していくことなどが必要であるとの意見も出ました。
次回会議は、11月21日(木)19時開催予定で、これまで専門委員会で協議された内容についてのまとめと地域医療計画案の作成を行います。
第4回専門委員会の後、専門委員会での意見をまとめたものを、石岡地方医療対策カンファレンスに報告します。また、地域医療計画案については、市議会や市民の皆様からのご意見を伺い、それらを反映させたうえで策定していきます。