平成30年10月31日、石岡市民会館にて、石岡市・かすみがうら市・小美玉市の3市長が、医療関係者や市民とともに地域の医療の在り方について議論する「石岡地域市民医療懇談会」を開催し、総勢489人の聴衆の中、活発な議論が行われました。
今回は第3回目の懇談会となり、「10年後を見据えた地域医療について考える」をテーマに、これまでの懇談会で課題として挙げられました産科・小児科・緊急診療、その3つの現状を踏まえて、10年後を見据えてどうするか、さらには一定の受け皿となる病院の整備など、具体的な方策についてシンポジウム形式で意見が交わされました。
懇談会では、産科の新設や医師確保や医師養成のために、新中核病院の整備を望む声が多くありました。また、今後、石岡地域の医療政策を進めていくには、広域連携が必要との意見がありました。
そして、結びに、当懇談会の会長である今泉石岡市長より、「広域連携として、石岡市、かすみがうら市、小美玉市、3つの市がまずがっちりと連携を組み、横のつながりを構築し、さらに、国、県、市の縦の連携を構築していくことが必要であること、その上で、今後、この3つの市で協議を重ねながら、受け皿づくりなどについて、専門家等から意見を聞きながら10年後の地域医療がしっかりと市民を支えていけるものにするため、地域医療計画等を策定し、効果的な方策を講じていきたい」との提言がありました。