令和元年9月19日(木)、石岡市役所にて、地域医療に係る有識者や石岡地域の医療機関の代表者、行政関係者が集まり、「第2回地域医療に係る対策を検討する専門委員会」を開催しました。
この専門委員会は、昨年開催した市民医療懇談会での意見や、本年4月以降、県や医師会の協力のもと実施してきた石岡地域の医療の現状分析の結果等を踏まえて、石岡地域に必要な医療体制について、具体的な方策を協議・検討していくために組織したものです。
第2回目の今回は、第1回の会議で共有した石岡地域の医療課題に対する具体的方策について協議しました。
協議の中では、石岡地域が含まれる土浦医療圏及び水戸医療圏では、どちらも病床過剰区域であり、病床の増床は原則認められていないといった中でどのような取り組みができるか等が論点となりました。対策案としては、既存病院の医療機能の拡充や、複数病院の再編統合と病床の融通、地域医療連携法人の設立、など様々な案が挙げられました。
協議の結果、既存病院の医療機能の拡充と、複数病院の再編統合と病床の融通を図るという案が、効果があり、かつ、実現性が高いのではないかという意見が出されました。しかし、一方で、既存病院の医療機能の拡充では、医師不足等の解消につながらないといった意見や、病院の再編統合の流れの中で、公立病院化を行うことを疑問視する意見ありました。
次回の会議では,これらの案について,その効果と実現性等の検証を進めていきます。
第3回会議は10月16日(水)19時開催予定です。