SDGsとは
世界では貧困や紛争、差別や暴力などさまざまな問題が起こっています。気候変動による自然災害も増え、経済発展のための開発により天然資源は減少し、自然環境も破壊されています。SDGs は、このような課題を解決するために2015 年に国連サミットで採択された「持続可能な開発目標」(=Sustainable DevelopmentGoals) のことで、2030 年までに世界のすべての人たちが「幸せ」にくらせることを目指しています。SDGs(エスディージーズ)は、Sustainable Development Goals(サスティナブル・ディベロップメント・ゴールズ)の略であり、日本語訳で「持続可能な開発目標」となります。
17のゴールと呼ばれる下のアイコンが有名ですが、ゴールごとにターゲットと呼ばれる細かい達成基準があり、169種類あります。また、そのターゲットごとの達成水準を測る指標として232の指標があります。
SDGsの認知度
2022年(令和4年度)に市内の小学校4年生及び中学2年生に実施したアンケートでは、小学生の約半数、中学生の9割以上がSDGsを知っており、教育現場などで目に触れる機会が増えています。
<小学校4年生>
<中学2年生>
国・県の取組
内閣官房でSDGs推進本部が設置され(本部長は内閣総理大臣)、毎年度SDGsアクションプランを策定しており、以下の8分類、586の事業が掲げられています。
1 あらゆる人々が活躍する社会・ジェンダー平等の実現
2 健康・長寿の達成
3 成長市場の創出、地域活性化、科学技術イノベーション
4 持続可能で強靱な国土と質の高いインフラの整備
5 省・再生可能エネルギー、防災・気候変動対策、循環型社会
6 生物多様性、森林、海洋等の環境の保全
7 平和と安全・安心社会の実現
8 SDGs 実施推進の体制と手段
また、茨城県においては、県の茨城県総合計画にSDGsが位置づけられています。
市の取組
本市の総合計画では、SDGsの実現が全ての政策・施策に共通したテーマであることから「SDGs共通テーマ」として掲げています。17の「ゴール」に基づき、関連性の高い目標をアイコンで示していますが、アイコン設定の根拠として17の「ゴール」に紐づく具体的な取組である169の「ターゲット」と照合し、総合計画を推進するにあたり、SDGsの目標に対し、偏りなく取り組むことを意識した計画としています。
また、広報紙において特集記事や連載記事を掲載しています。
私たちのくらしに身近なSDGs(2021.7.1号)
SDGsは生活の質の向上にむけたグローバル目標~SDGsの基本(第1回)〜(2023.2.1号)
SDGsは世界変革を目指す「自分ごと」~SDGsの基本(第2回)〜(2023.3.1号)
みんなで達成!SDGs17の目標(2024.3.1号)
連載「私たちのくらしに身近なSDGs」
広報いしおか(2023.7.1~12.1号、2024.1.1~2024.3.1号)
これまでの取組
令和5年度 みつろうエコラップワークショップ
みつろうエコラップは、オーガニックのコットン布にみつろう(蜜蝋)を染み込ませた食品保存用のラップです。柔軟性・密着性に優れ、洗って繰り返し使用できるだけでなく、使えなくなった場合は土に埋めると生分解されるため、地球環境にも負荷をかけないSDGsの実現に寄与できるラップです。エコラップの製作の他、プラスチックフリーについて学ぶワークショップを開催しました。
令和4年度 親子で学ぶSDGsワークショップ
SDGsについて茨城大学の野田真里教授を講師にお迎えし、SDGsについて学びつつ、NHKの「みんなでつくろうSDGsかるた」の取組をワークショップとして実施しました。
令和4年度・令和5年度 職員向け研修
NPOイシュープラスデザインが開発した「SDGs de 地方創生」のカードゲームによる体験型研修を実施しました。2~3人のチームを編成し、行政担当者と市民役にわかれて2030年までの人口が減っていく中でいかに街を豊かにするかを体感することでSDGsの重要性を認識しました。
そのほかSDGsに関連する取組
令和5年度 内閣府「第3回地方創生SDGs金融表彰」の受賞
令和3年度 株式会社カスミと石岡市とのSDGsの推進に係る包括連携に関する協定締結