八郷総合支所の北方約500m,高友丘陵の中央に存在する古墳で,横穴式石室をもつ丸山4号墳(二子塚古墳)などとともに,丸山古墳群を構成する。
昭和27年に発掘調査が行われ,全長55mの全国でも珍しい「前方後方墳」であることが判明した。また,銅鏡や鉄剣,鉄槍,銅鏃などの武器類や玉類など豊富な副葬されていたほか,遺骸の頭部と推定される場所には水銀朱がまかれているなど,ヤマト王権との密接な関わりが想定される。築造年代は,古墳の墳形や副葬品などから,古墳時代前期後半(4世紀後半)と考えられ,県内最古級の古墳である。
丸山古墳および丸山4号墳の出土遺物の一部は,石岡市中央公民館で展示している。
場所 | 柿岡4123番地 |