高さ約2m,幅約1.5mの御影石の表面に,縦1.2m,横0.8mの青銅板が納められている。青銅板には,およそ千文字におよぶ漢文が刻まれており「筑波山には奇岩や巨岩があり,川や滝があり,関東有数の名山である」と礼賛されており,末尾には「安永8年(1779)巳亥夏五月守山藩士戸崎允明撰片野村綿引秀親建」とある。
伝承によると,允明の名文に感動した片野村の庄屋綿引秀親が,筑波山頂にこの碑を建立しようと計画したところ,「筑波山そのものが御神体であり,碑の建立とは恐れ多いことである」とする意見があり,また筑波山頂までこの石碑の運搬は困難との判断し,筑波山麓の宝薗寺境内に建立されたと伝えられている。
場所 | 小幡1342番地 |