前々日の鬼瓦に続き,10月3日(金)午前,いよいよ「しゃちほこ」が大棟(「ぐし」とも)にのりました。大棟自体もほぼ完成し,瓦の葺き替えは間もなく終了です。
▲いよいよ取り付けです |
9月20日の「陣屋門移築速報展」で皆さんにお披露目した新しい「しゃちほこ」は,これで棟の上の姿しか見ることが出来なくなってしましましたが,秋空を背景に見上げる「しゃちほこ」は,大空を力強く泳ぐ魚のようでした。
陽を浴びた胴体はいきいきと輝いていました |
また,門両側の袖塀では,漆喰の下地づくり(小舞)が始まりました。この小舞をはじめ,陣屋門には出来上がれば見えなくなってしまう部分がたくさんありますが,職人さんは決して手を抜くことはありません。大工さん,鬼師さん,瓦屋さん,左官屋さんなど,さまざまな職人さんの匠の技が結集された陣屋門。ぜひ完成をお楽しみに。
美しく編まれていく竹小舞 |