地域の皆さまへのお願い
例年3月から9月までは、ため池や水路等の水量が増加するため、水深が深くなっていたり、流れが速くなっていたりする恐れがあります。
特に7月及び8月は、夏休み期間にあたり、子どもたちが屋外で遊ぶ機会が増えるため、普段よりもため池や水路等における子どもの水難・転落事故が発生しやすい時期です。
過去には県内でも、平成22年度及び平成23年度に用水路での小学生の死亡事故、令和2年度にため池での中学生の死亡事故など、痛ましい事故が発生しています。
つきましては、ため池や水路等の土地改良施設周辺で遊ばないように普段から子どもたちにお声掛けいただき、施設周辺で遊んでいる子どもを見かけた際にはご注意いただきますようお願いいたします。
ご家族のほか、地域の皆さまを含めた地域全体での声掛け・見守りにご協力をお願いします。
また、施設の付近を通る際は、誤って水路等に転落してしまうことのないよう、十分ご注意ください。
土地改良施設管理者の方へのお願い
事故を未然に防止するために、以下の点について万全な対策を講じられますようお願いいたします。
<既存の施設の点検・整備補修及び巡視>
- 定期的に土地改良施設及びその周辺を巡視・監視し、当該施設の安全性について十分な点検、確認を行うこと。
- 必要に応じ安全柵、立て看板等を設置するなどして、事故を未然に防止するための対策を講じること。(既設の安全柵、立て看板等が破損している場合には、早急にその修繕等の改善措置を講じること。)
<事故防止啓発の実施>
- 自治会や学校等に対し、土地改良施設での事故防止を啓発する文書等を配布するなど、事故を未然に防止するための広報活動を行うこと。特に学校に対しては、児童、生徒の事故の未然防止のための協力を依頼すること。
<賠償責任保険への加入>
- 万が一、事故が発生してしまった場合に備えて、土地改良施設賠償責任保険への加入を検討すること。
詳細につきましては、「農業用用排水路における安全管理の手引」および「安全管理対策事例集」をご覧ください。