薬局やドラックストアで購入できる風邪薬などを、用法や用量を守らずに、大量・頻回に服用するなど誤った使用をすることを「過剰摂取(オーバードーズ)」といい、薬物乱用にあたります。大麻などの違法薬物と同じく、医薬品の乱用は健康障害を引き起こす危険があり、深刻化しています。また、近年若い世代を中心にオーバードーズが増加し、社会問題となっております。
オーバードーズの対象となっている市販薬の例
・鎮咳去痰薬(咳止め)
・総合感冒薬(風邪薬)
・解熱鎮痛剤(痛み止め)
・鎮静剤
・抗アレルギー薬
・眠気防止薬(カフェイン製剤)
なぜオーバードーズをしてしまうのか
オーバードーズをしたら「楽しくなった」「嫌なことが忘れられる」等の体験談を見聞きし、興味を持つこともあるかもしれません。気軽な気持ちから、オーバードーズをし、身体に大きなダメージを与えてしまうこともあります。
また、オーバードーズの背景に不安や孤独など心の悩みを抱えていることが少なくありません。しかし、こころの不調を解消するための手段として、オーバードーズは適切な方法ではありません。
相談できる窓口があります
市販薬の過剰摂取(オーバードーズ)をやめられない方や、こころの不調に悩んでいる方は、一人で抱え込まずに、ご相談くだい。