阿弥陀堂の創建は明らかではないが,今より約700年前(弘安年間)に,京都三宝院の流れをくんだ祈祷道場として建立され,修行の場であったと伝承されている。
江戸時代に入り水戸領となってからは,息災延命,家内安全,五穀豊穣の祈願所となり繁栄し,年2回1月15日と8月15日の縁日には近隣近郷の善男善女で賑わい,特に正月15日には新婚者が必ず参詣するので「嫁くらべ」とまで名づけられた。
阿弥陀堂は昭和53年に市の文化財に指定され,昭和58年の修復の際,屋根が銅版葺きとなった。なお,仁王門の仁王像も市の文化財に指定されている。
場所 | 井関1024番地 |