常光院は来迎山常光院極楽寺と号し,51センチメートルの阿弥陀如来像を本尊とする天台宗の寺である。本尊の御前立に,地蔵大菩薩不動明王尊を安置している。
伝承によれば,後朱雀天皇(在位1036~1045)の御代,外城大学清治の創建。また「常陸大掾国香(~935)の祈願所として,倉奈利良明開基」という記録もあり,11世紀初めまでに開山されたと推察できる。
また,境内には農具万能の考案者,鈴木万能の墓がある。彼が万能を製作していたという杉並の「アツバイ」の地には,彼の業績を顕彰して「万能塚」が建てられている。
場所 | 国府五丁目2番・杉並一丁目5番 |