祭神は豊城入彦命と高龗神の2神である。高龗は村上佐志能神社の闇龗神と同胞であり,共に龍神と称し雨の神である。闇龗神を俗に陽龍神(雄)といい,高龗神を陰龍神(雌)ともいう。東国の鎮定に大功をたてた豊城入彦命(崇神天皇の子)の玄孫,荒田別命の子孫,佐白公が新治国造に任ぜられたとき,祖神を祀るために,佐白の山に社を建てたといわれる。
4月19日の例祭日には,「十二座神楽」という里神楽が奉納されている。十二座には「豆まき」や「種まき」などの舞があり,当時の主産業であった農業と密接な関わりがあることが分かるものである。
場所 | 染谷1856番地 |