祭神は武甕槌尊。配祀は月読命・菅原道真である。
高浜神社は,県道沿いの低地にあり,古くから高浜の鎮守として尊崇を集めてきた。国府が現石岡市に置かれ,国司が都から着任すると当国内の大社に報告のための参拝や,毎年奉幣,祈願に参向する習わしがあった。常陸国では鹿島神宮が第一大社であったため,国府の外港である高浜から船で鹿島まで行くことになっていたが,天候悪化などで出航できないときは,高浜の渚にススキ,マコモ,ヨシ等の青草で仮殿(青屋)を造り,鹿島神宮を遥拝した。神殿は後世に,往古の遥拝所辺りに建てられたものである。
場所 | 高浜865番地 |