爪書き阿弥陀堂

画像:爪書き阿弥陀堂

 

高浜中央台地の南縁に建っていた西光院は廃寺となったが,阿弥陀堂だけが現存する。

阿弥陀堂は鎌倉時代の建立で,堂内には千手観音像と,親鸞聖人が平石に爪で描いたという謂れのある阿弥陀碑が厨子に安置されている。その由来は昭和60年の堂修復工事の際に,堂内から発見された古い巻物にも記されている。
親鸞聖人が,稲田(笠間市)の庵を出て鹿島神宮参拝に向かう途中,高浜の里で腫れ物に苦しんでいる人がいると聞き,念仏を唱えながら病人の身体をさすって腫れ物を治したそうである。男は喜んで小麦の餅を焼いてお礼のもてなしをした。鹿島に渡る聖人を,船着場に見送りに来た男が,心の悩み,未来の苦悩も除いて下さいと願い,家に帰ると庭石に阿弥陀如来の像が現れていたという。男はそこに堂宇を建て,名を常願坊と改め,聖人の弟子になったという。

 

場所 石岡市高浜839

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  • 【更新日】2013年9月5日
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