丸山古墳
高友古塁
丸山古墳は、石岡市柿岡の高友丘陵の中央に存在する古墳で、全国でも珍しい「前方後方墳(ぜんぽうこうほうふん)」という形をしています。
昭和27年(1952)に発掘調査が行われ、鏡や剣、槍、刀、玉と豊富な副葬品が発見されました。造られたのは古墳時代前期(およそ1700~1600年前)で、この地域を治めた一番初めの王の墓にあたります。
丸山古墳が存在する台地は「高友古塁」という中世の砦も存在しています。残念ながら城主の名前などは残っていませんが、丸山古墳に登っていくと、右の写真のように、断面が「V」字型の堀が見事に残っているのが分かります。丸山古墳を囲うように堀を巡らせていることから、物見櫓として古墳を利用していたのかもしれません。