石岡市の下水道(農業集落排水)は「分流式」です
石岡市の下水道・農業集落排水は、汚水は「汚水管」で、雨水は「水路など」で別々に流す「分流式」です。
雨の日の汚水量が晴れの日に比べて増えています
みなさんが、トイレ・お風呂・台所などで使用した排水(汚水)は、汚水管を通じて処理場へ流れ、適切に処理された後、きれいな水となって川や海に帰しています。
ところが、雨の日になると晴れの日より汚水量が増え、その汚水が下水処理場へ流れ込んでしまい、処理場で処理に困っている状況です。
この原因のひとつとして、住宅などの屋根や庭に降った雨水が誤って「汚水管」につながれていること(誤接続)が考えられます。
雨水を汚水管に流すと逆流や水質悪化のおそれがあります
雨どいや庭などからの雨水を、宅地内の汚水ますや汚水管に流すと、大雨の日は下水処理場の能力を超えてしまうおそれがあります。具体的には、
● 道路上のマンホールや、宅地内の汚水ますから汚水があふれてしまう
● 各家庭の汚水が流れにくくなったり、逆流してしまう
● 下水処理場で汚水を適切に処理しきれず、川や海の水質を悪化させてしまう
といったことが起こるおそれがあります。
雨水が汚水管に流れていないか確認してみましょう
宅地内で、雨水が入ってくる可能性がある場所を確認し、雨水が入らないようにしましょう。
◎雨どいが「汚水管」「汚水ます」に誤接続されていませんか?
「雨どい」からの雨水は「雨水ます」などにつなげてください。
◎「外流し」に雨水が流入していませんか?
「外流し」を汚水管に接続するときは、雨水が流れ込まないように、必ず「屋根」を設置しましょう。
「雨どい」からの雨水を、汚水管に接続している「外流し」につながないようにしましょう。
◎建物の増築・改築のときは誤接続に特に注意しましょう
建物の増築・改築のときは特に誤接続が起こりやすいので、図面などで汚水管の接続先を確認するようにしましょう。
石岡市の不明水対策
下水道の汚水管きょに、何らかの原因で流入する雨水や地下水のことを「不明水」といいます。
雨の日の汚水量が晴れの日に比べて増える原因には、道路に埋設されている下水道管の老朽化によってできた「ひび」「すき間」「マンホール蓋の破損」なども考えられます。
市では、下水道管の長寿命化工事などにより、下水道管に流入する地下水を減らす対策を行っています。