グリース阻集器（グリーストラップ）とは
グリース阻集器（グリーストラップ）とは、下水道や農業集落排水の管路に多量の油脂分が直接流れないようにするため、油脂分を水分から分離させ、収集する装置です。
自然環境の悪化を防ぐとともに、悪臭の流出や昆虫や小動物の侵入、排水の逆流などを防ぐ目的も備えています。石岡市では規則等にもとづき、飲食店等を営む方へグリース阻集器の設置を義務付けています。
※ 関係法令 ： 石岡市下水道条例施行規則第3条、石岡市農業集落排水処理施設規則第3条
グリース阻集器（グリーストラップ）は定期的な清掃が必要です
グリース阻集器（グリーストラップ）は、収集した油脂分等を定期的に清掃することによってはじめて効果を発揮します。清掃は、下の図のように、飲食店等を営む皆様でも可能です。グリース阻集器（グリーストラップ）の適切な維持管理を行いましょう。
なお、事業活動によって生じた廃油や油脂分等は産業廃棄物となりますので、適切に処理しましょう。
グリース阻集器（グリーストラップ）の清掃が行われないと・・・
グリース阻集器（グリーストラップ）の清掃が適切に行われないと、以下のような問題が発生します。
- バスケット内に残った残さが腐敗し、悪臭が発生します。
- 油脂分が装置内に残り続けることで阻集効率が落ち、油脂分が分離されないままに下水道や農業集落排水の管路に流れ出し、管路内に油脂分が付着・固着することによって、管路のつまりが発生します。
- 管路がつまると、その管路を利用する近隣住民が排出する汚水も流れなくなり、最悪の場合、汚水があふれ出ます。
油脂類等の流出によって下水道や農業集落排水の管路が閉塞した場合、原因者の負担により管路を清掃していただく場合があります。